ダイヤ付きのゴールドブレスレットタイプは、ラグジュアリーになり過ぎないよう、カジュアルダウンするのがしっくりきます。ジュエリーは焼けた肌に似合うゴールドで統一しながら、デニムスタイルに合わせるのが私流。

時計は、夫からのプレゼントがほとんどです。記念日のギフトであることが多く、いつも突然、サプライズで。正直、毎回、なぜそれを選んでくれたのか、よくわからないのですが(笑)、「以前、キミが欲しいと話していたから」と言ってくれたりもするので、とにかく喜ばせようとしてくれていることが嬉しいですね。

カルティエのエレガントなブレスレットウォッチ「バレリーナ」は、38歳の誕生日に。その頃は、父が他界したばかりで、人生やキャリアについて悩んでいた時期でした。それまでDINKsで子どもにはまったく興味がなかったのに、急に「子どもが欲しい!」と思い立ったり。あの頃はきっと、人生の転換期だったのだと思います。華奢な体型なので、日頃からサイズの合う時計やブレスレットになかなか出会えないのですが、バレリーナはそんな私の手首にもぴったりフィット。あまり同じ時計をしている人を見ないので、そんなところも気に入っています。

その後、子どもを産んだ年がちょうど結婚10周年でもあり、記念に贈られたのがシャネルの「J12」。変化球のデザインが新鮮でした。スポーティでしっかりとした存在感は、娘をスイミングスクールに連れていく時にも愛用中。防水仕様なので、水しぶきが気にならないのも助かっています。白のセラミックは、オールブラックコーディネートのアクセントとしても。主張があるので、ノーアクセサリーで着けることが多いかもしれません。

日々、仕事と子育てに奔走しているので、時計は時間管理に欠かせないアイテム。iPhoneまかせだった時期もありましたが、去年くらいでしょうか、海外のインスタグラマーが、カルティエの時計を素敵に着けこなしているのを見て、時計熱が再燃しました。今では着け忘れると物足りなく感じるほど。その日の気分やスタイリングに合わせて、コーディネートを楽しんでいます。何より、夫の気持ちが込められているものでもあるので、ゆくゆくは娘に譲るつもりで大切に愛用しています。

白のセラミックのスポーティなデザインは、コーディネートの幅を広げてくれました。自分で購入するとしたら、次はレザーベルトの時計。ピンと来るものと出会えた時に考えたいです。


CREDIT:
ブレスレット/カルティエ
リング/ともにカルティエ
シャツ/ フランク&アイリーン
デニム/ロンハーマン

PROFILE バーカー美佳さん

こども服「coco and ginger」の輸入・販売を行うCasuarina代表。エンタメ業界に在職中、育児休業中の旅先で出会ったこども服ブランドに魅せられ、一念発起。転身、起業を実現する。オーストラリア人の旦那さまと娘さんの三人家族。http://cocoandginger.jp

構成・文/村上治子