ミモレ読者のみなさま、はじめまして! 米倉涼子です。雑誌『FRaU』で11年から15年まで、『エンタメPR会社 オフィス・ヨネクラ』というタイトルで、映画や舞台、ドラマなどお気に入りのエンターテイメントを紹介する連載をさせていただいていました。この度、ご縁があって“社長”から“CEO”に肩書きを変え(笑)、ミモレにお引っ越し。これから1ケ月に一度くらいのペースで、私の心を動かしてくれた作品たちを紹介していきたいと思っています。
女優という仕事をさせていただいていますが、芸能界に入ったときから特定の“憧れの人”はいませんでした。だからどんな作品も、どんな役者さんもすべての人が素敵に見える。そんなフラットな視点は、ずっと変わらないような気がします。連載をきっかけに幅広いジャンルの作品を観る機会に恵まれましたが、決してマニアではないのでご容赦くださいね。同世代のみなさんと感想をシェアするような気持ちでスタートできたら、と思っています。
普段よく観るジャンルは好奇心を刺激して世界を広げてくれる実話ものやドキュメンタリー、そして愛してやまないミュージカル。友人におすすめを聞くことも多く、夏にミュージカル『シカゴ』で共演したアムラ(=フェイ・ライト)は興奮気味に「『ワンダーウーマン』、すごくよかったわよ!」と教えてくれました。英語が堪能な友人と一緒に『SING/シング』のDVDを観て、わからないフレーズがあったら解説してもらう、という楽しみ方をすることも。アメリカでひと足お先に観た『ボス・ベイビー』(来春日本公開)もとても楽しいアニメーションでした。
朝早くひとりで映画館に行ったり、音響にこだわりのある友人がスピーカーをセットしてくれた80インチのプロジェクターでDVDを観たり、スクリーンでも家でもエンターテイメントを楽しんでいます。それに最近、テレビに挿すだけでOKのfireTVstickの存在を知り、買ったばかり! ますます視聴する環境が充実しそうです。
今はドラマ『ドクターX』の撮影中。演じる大門未知子は私にとってまったくストレスなく演じることができる、大好きなキャラクターです。スタッフや共演者の方たちとの信頼関係を築けているのは、これまでシーズンを重ねてきたからこそ。たとえば長いナレーションの間に映る医局のシーンはほとんどアドリブなのですが、打ち合わせをしなくてもぴったりと息が合うんですよね。シリーズものならではのそんな面白さも、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。
それでは来月からの『エンタメPR会社 オフィス・ヨネクラ』の本格的な再始動、どうぞよろしくお願いいたします!
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