放置すると疲れ目や肩こり、頭痛はひどくなる一方!


ただ、老眼鏡かけると、少しずらす掛け方でおばあちゃんっぽく見えるのでは? という懸念が…。

写真:Shutterstock

「老眼鏡をかけたら誰もがそうなるわけではありません。近視の人は、メガネのピントが遠くに合ったままでは近くのピントが合わないため、無意識にメガネをずらして近くにピントが合わせようと調整します。

遠近両用レンズなど、正面を向いた時に遠くが見えて、目線を下げると近くが見える仕組みなので、目線を動かすだけでOK。メガネの度数やフィッティングが合っていれば、メガネの見た目は普通のメガネと比べてもなんら変わりはありません」(掛本さん)

 

目薬やサプリなど、一時的なアイテムとして活用しても、目の筋力や調整力は徐々に衰えていきます。年を重ねたら、助けを借りたいアイテムが老眼鏡なのです。

「ライフスタイルにもよりますが、約2年〜2年半くらいで度数が合わなくなってくる人が多いので、定期的に視力のチェックは行ってもらいたいですね」(掛本さん)

「まだイケる」とそのまま放置しておくと老眼鏡が必要になって、いざ遠近両用メガネをつけると、歪みが強すぎて慣れにくい人もいるので、早いタイミングから使用することがおすすめだといいます。

疲れ目や老眼を放置すると、目が疲れてしまい、目の周りがピクピクと痙攣(けいれん)したり、目の奥に痛みを感じたり、頭痛や肩こりといった不調をきたすことも。いいことは何一つありません。

裸眼、メガネ、コンタクト関係なく、近くが見えにくくなったり、疲れ目がひどくなったり、夕方から目がボヤッとしてきたら、一度、視力チェックをしに眼科やメガネ店を訪れてみましょう。

<教えてくれた人>
メガネトップ
眼鏡コンシェルジュ 掛本紀子さん

眼鏡市場で今まで見てきた「目」は1万人以上。専門知識や技術はもちろん、顧客満足度の高かったスタッフが認定される同社の「CSマスター」にも認定されている。パーソナルカラーアドバイザーでもある。


【老眼セルフチェックリストつき】遠近両用メガネはいつから使う?
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構成/佐野倫子

 

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