ふと気づくと、存在に威圧感があったり、それまで似合っていたはずのシンプルカジュアルに違和感を覚えたり。これまでの自分から何か少し変えないといけないかも……、そんなふうに感じることが増えてくるミモレ世代。そのひとつの解決策が今までよりも少しだけ「フェミニンさ」を多めに取り入れること。決してそれは「甘さ」ではなく、言い換えるなら「ほんのりと匂い立つ女っぽさ」。具体的な着こなし提案で、その方法を教えてくれるのが、スタイリストの福田亜矢子さん。2回目のテーマは「差し色」。今のムードに合う、切れ味のいいフェミニンスタイルを叶える色に迫ります。

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色は気持ちにも直結。自分の”フェミニティ”を引き出してくれる色を身につけてみる


2回目にスタイリスト福田亜矢子さんが提案してくれたのは「差し色」の取り入れ方です。フェミニンといえば、優しげな淡い色を想像しがちですが……。

「フェミニンな色と聞いて想像するのは、ピンク? 淡い水色……? パステルカラーを思い描く方も多いかもしれません。私のおすすめはズバリ『赤』と『イエロー』。正確に言うなら、”フェミニティ”を引き出してくれる色でしょうか。赤いリップを塗るように、ゴールドのアクセサリーを纏うように、とそんなイメージ。色は、気持ちにも印象にも直結するから、効果も絶大。小さく、大きく、ぜひトライしてみてください」
 

マニキュアやリップ感覚で。 エレガントな「赤」をカジュアルに!

 
 

夏に取り入れる「赤」は、瑞々しいビタミンカラーのトマトレッドをバッグで。赤のチェック柄のパンツはシルクオーガンジー素材で透け感があるため、赤のラインも軽やか。バッグ¥41800/ヴァジック(ヴァジックジャパン) パンツ¥83600/ebure(ebure GINZA SIX店)  Tシャツ¥19800/エストネーション ネックレス¥15400/マリハ ¥48400/ロランス(ザ・グランドインク)

Ayako’s Recommendation「赤」って勇気のいる色のように思われがちですが、「小さく」だったらとても簡単。唇にリップで、指先にマニキュアで赤を塗るよりも、素肌に直接作用しないためか、バッグなら大きく印象を変えずに取り入れられるのもいいところ。また、どこかフックになるように、例えば服の柄に赤が入っているほうが唐突さがなく、スタイリングとしての完成度が上がりますよ。「小さく」でも、ツヤっぽさが不思議なくらいに上がるんです。「赤」の効果は大人こそ上手に頼りたいですね。


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【写真】40代に必要な「フェミニン」を足してくれる、スタイリスト注目の「ブランド」は?
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