2017.3.6

勢いでやってみました!
着物で一泊二日in金沢①

母娘旅の予定から急遽お着物女子tripに

 

兼六園では梅が見頃を迎えていました。梅のころんとしたまあるい花びら、可愛いですよね
北陸新幹線が開通し、長野から金沢までは約1時間で行けるんです。写真はガラス張りの金沢駅

 生け花や着物に触れ始めて以降、和への興味は湧くばかり。そんな中、夫と息子不在の週末が発覚し、娘と金沢に行ってみようと思い立ったのがひと月前。そして実はやってみたかったことが。
 それは……着物で旅行!
 よし、やってみよう。娘にも着せちゃうよ!
 という話をさやかさんにしていたら、娘同士が仲良しということもあり、「私たちも行ってみようかな」と。やった、それは私も娘も嬉しいな。さらにこのことを着物女子会のメンバーに話してみると「日帰りなら行けるかも!」と思いがけない展開。

 決まりました。一泊組と日帰り組でいざ、金沢へ!
 果たして私たち、帯がほどけたり着崩れたりの珍道中なく、無事に長野まで帰って来られるでしょうか。


天気予報は曇りのち雨。さあお着物どうしましょう


 週間天気予報が発表されたあたりからソワソワ……。
 ーー何を着て行こうーー
 本当は紬を着て行きたい。でも予報は雨。紬も用意して翌日晴れたら着ようかな。いやいやちょっと待って。旅ですから身も心も荷物も軽やかに! ということで今回は帯と帯揚げ、帯締めだけ持って行くことに。

 それから足元。雨雪の多い金沢、それに耐えうる草履がいい。実はこれ、冬の長野で着物を着るときに散々悩んでいたことでもあります。結局私が選んだのはUGGのスリッポン。今回の旅行もUGG採用です。歩きやすいし暖かいですからね。
 着物一枚、帯二枚。旅支度完了です。

金沢到着、一日目は観光地巡り

 一日目は娘たち優先で楽しむことに。まずは二十一世紀美術館へ。ゆっくり観たかった「工芸とデザインの境目」は、娘たちが先頭で足早に巡回、というより、ガイドブックで見つけて楽しみにしていた「スイミング・プール」の展示へまっしぐら(想定内です……)。その後は美術館にあるカフェレストラン「Fusion21 」へ。ビュッフェスタイルのランチは加賀野菜など地元食材がふんだんで、初めていただくお野菜もありました。取り皿はパレットを模していて、美術館らしい遊び心あるデザイン。見た目にも身体にも美味しいお昼をいただくことができました。

金沢二十一世紀美術館「スイミング・プール」。プールの中に入ってみると天井のガラスに張ってある水が太陽の光に反射され輝いていました。私が小さいころ着ていたウール着物を娘にも。半幅帯で文庫結びをしてみました


奥にあるお料理が取れない

 ビュッフェは料理が置いてあるテーブルが高かったこともあり、娘たち、奥のお料理が取れません。そこで「ママ取って!」と言われたのですが、手を伸ばすと手前の料理に袖の袂が付いてしまいそうで、上手く手を伸ばせません。取り皿を置くスペースもなかったので、袂を左手でおさえることも難しい状況でした。無理だよ〜、でも空腹娘は私をジッと見つめて待っています。う、どうしましょう。でもまてよ、あれが使えるかも。バッグから取り出したのは腰紐。何があるかわからないので、一応忍ばせておいたのです。腰紐をタスキにしたおかげで、スムーズにサーブできました。主な心配は着崩れだったのですが(実際着崩れた時に腰紐を使えば解決できるかは不明でしたが、お守りとして持っていました)、こんなところで活躍するなんてナイス、私! 食後はミュージアムショップでお買い物をし、兼六園を通り抜けて和菓子体験へ。
 

美術館に隣接する伝統工芸のアンテナショップ「金沢クラフト広坂」。九谷焼のお猪口に古布で作られた針山やガラス作家さんの作品などなど、私たちのお買い物欲が刺激されてしまいました。どうしよう、旅は始まったばかりなのに!
お散歩がてら兼六園を抜けて次なる目的地へ向かいます。昔の人から受け継がれたアートのような雪吊りの美しさを間近で見られて感動です
予報とは異なり、この日は青空の多い一日だったので、とても楽しく娘たちと着物旅行をすることができました
石川県観光物産館にて和菓子作り体験をしてきました。ちょっとつまみ食いしながらも必死で作っています
完成。少しお手伝いしましたが、頑張って作っていました。ぼかしのテクニックが興味深かったです

 そして夕飯はお寿司です。金沢出身の友人から「回転寿司でも十分に美味しいよ」と聞いていたし、子連れのため敷居の高いお店は最初から諦めていたので駅ビルの回転寿司へ。1時間近く並んでいただいたお寿司は、想像以上の美味しさでした。大満足の夕飯を済ませ、駅にあるショッピングモール「金沢百番街あんと」へ行ってみたのですが、「肩が痛い」「お腹が痛い」と娘たちが愚図り出したのであっけなく終了。明日もあります、無理はさせません(私たちが夢中でお買い物やおしゃべりを始めると、必ずどこかが痛む持病あり)!
 

北陸五点盛り(がすえび、梅貝、ほたるいか、のど黒、白えび)1000円。金沢ならではの海の幸、美味しくて感動です。美味しそうなネタが豊富でいつも頼む定番のマグロには到達できませんでした

ホテルチェックインにて気づく、あれがない……

 さやかさんたちと別れ、ホテルの部屋へ。着物で一日過せたというものの、着物を脱ぐ時の開放感といったら! 着物は着る喜びが大前提だけれど、脱ぐ喜びもあるんですね。
 で、気がつきました。客室には姿見鏡が、ない……。しかも洗面台の鏡は外国人やビジネスマン向けなので自宅よりも高めで、バストアップまでしか見えません。その時、着付け教室の先生の「鏡のない場所でも着られるようにしましょうね」という言葉が頭の中でこだましました。先生!「どうせ鏡のないところで着ないし」なんて思ってごめんなさい。
 でも洋服は持っていません。ここは腹をくくってやるしかない!
 ……予定より1時間早めに起きよう、かな。

 とは言うものの、一日目が無事に終了しました。特に苦しくもなければ致命的な着崩れも起こっていません。着物一年生、頑張りました。旅行初日、めでたくクリアです!

金沢二十一世紀美術館のミュージアムショップで買った、草間彌生さんのキーホルダーと、ビーズの手作りリング。このビーズのリングは……
帯留めになりました!