2017.3.27

【着物始め4】
運命の着物に出会えた日

着物探しの旅へ、いざ!

 夫からのGO!サイン(「まぁいいけど〜」をそれと受け取っております)が出た瞬間から着物検索スタート。

 なぜネットショップを選んだか。それは市内にリサイクルショップがあるかどうか分からなかったのもありますが、実店舗に足を踏み入れるのが少し怖かったからです。店員さんに高い着物をすすめられて断れなかったらどうしよう、無知な質問をして呆れられたらどうしよう……。一人でお店の敷居をまたぐことが出来そうにありませんでした。


一枚一枚、サイズを見ながら着物を検索

 入学式の何日か前までには手元に欲しいので実質約1週間がタイムリミット。そこで私がお世話になったサイトが友人Rちゃんから教えてもらった「ICHIROYA」さん。リサイクルやアンティークの着物を扱うネットショップです。入学式にふさわしい訪問着、色無地、付け下げ、それに相応しい帯をくまなくチェック。裄丈だけ意識して、運命の赤い糸を手繰り寄せるように、画像をクリック、クリック、クリック……。サイズや予算、欲しい着物などで条件検索できるのも便利です。


そして遂に運命の出会いが


 そう、とうとう運命の出会いが。
 しかも、二枚。
 どちらも捨てがたい。どちらかになんてできない。何度も説明文や細かい画像を見直して。どちらにするか必死で絞り込もうとするも、できない。「どちらも私の子なの!」と叫びたいほどに選べません。
 でも実は、この二枚を購入し、さらにまだ帯も小物も揃えても予算内に収められそうな値段でした。そして四月末にいとこの結婚式も控えていました(=着物を二度着られるチャンスが目の前)。二枚買う言い訳もあるというわけです。
 そして両方購入しておいて、実際に届いた商品を見て納得できなかったらどちらかを返品するという手もあります。呉服屋さん巡りをし、自分の気に入った着物(予算内)に出会えるまで探すその労力を考えたら、返品の送料負担くらい全く問題ではありません。長野市内にここまで揃っているリサイクル着物屋さんを知りませんでしたし。しかも期限は1週間です。

い、いいかな? いっちゃっても。

ポチ。

それは確か翌々日のこと、遂に我が家に到着です

 

ついに私の手元にやってきた着物です!

 開梱する手がもどかしいです。まずは黄の地に相良刺繍で蝶々が施されている付け下げ。相良刺繍とは一つ一つ玉止めを重ねて絵を施す刺繍の技巧です。刺繍が好きなので、この労力がどれだけ大変かを考えると気が遠くなりました。色合いは蝶々の刺繍糸がどれも着物の地に溶け込んでいて、甘く上品な雰囲気。
 そしてもう一枚。淡く優しい桃色の地に白、銀、金糸で上品に施されている桜の刺繍。この着物には参りました。着物が包まれていたたとう紙を開いた瞬間、驚きで目が見開いたのを覚えています。
 絹の光沢感、しっとりと柔らかい触り心地、緻密で繊細な桜の刺繍。なんて上品で華やかで繊細で美しいの!? 着物にはこんなにも息をのむほどの美しさがあったなんて。これが私のものに! 

 それから帯。相良刺繍で蝶々の刺繍の袋帯と薄い水色に金銀の糸が施された袋帯。
 着物も帯も、これがリサイクル、古着? というくらいの美品です。きっと正装で着るために誂え、結局数回しか袖を通さずに大事に桐箪笥に眠っていたものだと思います。誂えた初代の方、私がこの着物を引き継ぎます。大事に、そして着られる場面ではたくさん袖を通しますのでご安心ください!

 帯締めと帯揚げには正装に相応しい、淡い色を選びました。襦袢はとても安価なものを取り急ぎ。それから草履、足袋……全てネットショップで揃えました。しかも予算内。主婦にとって最上の達成感! あとは着るだけ。

 着るだけ!?

 すっかり忘れていたんです、着付けの予約を……。

※ブログ上の着物に関する知識や見解は、一個人の意見であることをご了承ください。着物とは無縁の生活から着る楽しさを知ったこれまでのことを綴っていけたらと思っています。