東京に4年ぶりに大雪が降りました。それが朝から分かっているのに、DEPERTUREせねばならぬ! 自分を鼓舞して、いざ行かん! 

というわけで、この日は朝から完全防備ででかけました。そして、帰りの電車では、ホームに人があふれすぎたせいで運転間隔の調整をする満員電車に閉じ込められ……しっかりのぼせてしまいました(苦笑)。

今回は、「万能スヌードがあれば」のお話

雪とファーと『DEPARTURES』 by大森葉子_img1
この秋冬の唯一のお買い物、お気に入りのモッズコート。こちらは防水加工ゆえ、雪の日にピッタリ! フードをかぶれば傘いらず(フリーハンドのほうが危なくないですしね)! 風が吹き込む胸元の隙間はファーでうめて保温効果もバッチリ! 足元はソールが滑りづらい&防水のティンバーランドのブーツです。ウールのタイツと靴下をしこんでおります! 窓の外の吹雪に驚いているの図。
雪とファーと『DEPARTURES』 by大森葉子_img3
「大森さんなりの雪対策ルックなんですか?」と社内で2度聞かれた、デニムのオールインワン(苦笑)。いや、なんとなく、アクティブな装いのほうがいいかな……と思ってしまっただけなんですが。もし交通機関がマヒしたら、会社で寝泊まりしたりすることにもなるのかなとも思い(笑)。


このスヌード、何回かこのコーナーに登場させているのですが(トレンチコートやブラウスにオンウールのコートにオン)、本当に便利なんです。暖かいのはもちろん(ファーブルゾンやベストを着ているくらい温かいです)、こんなふうにデニムのオールインワン+ティンバーランドのブーツというボーイッシュな装いをグッと女らしく味付けしてもくれるんです。あれ、私の勘違いじゃないですよね(笑)?

ファーのアウターを買い足すよりも、こんなユーティリティに活躍してくれるファーのアイテムをひとつ。それを使って、自分であれやこれやコーディネイトを思案する悦楽よ。それこそがおしゃれの醍醐味、ということで。

こちらはglobeデビュー20周年プロジェクト時(2016年)につくられたミュージックビデオです。228.8万枚を売り上げた90年代の大ヒットソング『DEPARTURES』。メンバーが忙しすぎてミュージックビデオがつくられていなかったのだそう。確かに、観たことなかった! しんしんと雪が降りしきるこの日の帰りの夜道、いつもより少しだけ大きな声でこの曲を口ずさみながら、『GLAMOROUS』という女性誌を担当していた頃、「私たち、小室生まれ、エイベックス育ち」という壮大なる大特集を皆でキャイキャイと徹夜しながら作っていた懐かしい日々を思い出しました。
雪とファーと『DEPARTURES』 by大森葉子_img4
 


CREDIT:
コート/ATON この日と同じ
オールインワン/ガリャルダガランテ この日と同じ
スヌード/Yves SALOMON この日と同じ
リュック/J.W.アンダーソン×ユニクロ この日と同じ
靴/ティンバーランド この日と同じ

アイコン画像

大森葉子

主にビューティ担当。「今日は夏休み?」と聞かれてしまうほどの“ど”カジュアルと「今日は何かあるの?」と聞かれてしまうほどのデザイン性のある服が好き。ほぼ“一目惚れ”買い派。

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雪とファーと『DEPARTURES』 by大森葉子_img5
許諾番号: 9005756027Y37020