ちびまるさんからの質問
Q.
多くの仕事を振られ疲労困憊。
最大の不満は、暇な人と給与が同じことです。

フルタイムの共働き、子供あり、40代後半です。大学卒業後、ずっと同じ会社に勤務し、順調に昇進はしています。裁量労働制になっていますが、出社時間は決まっており、19時以降の会議や土日祝日勤務も多々あります。代休や時間外手当てはつきません。仕事をこなせる者にどんどんプロジェクトを振る体質の会社で、増え続けていく仕事量に疲弊しています。できない人には仕事をさせないのですが、暇な人と私の給与はほとんど同じです。会社のこの体質は変えようがありません。現在、4つの全く方向性の異なるプロジェクトを任されており、脳を酷使し続けているような疲労感が絶えません。今はまだ体力があるのでこのような働きかたができていますが、50代になっても同様にできるか自信がありません。仕事量による給与の違いがないことが最大の不満点です。以前はそれでも、仕事への情熱や面白さを実感できていましたが、いまはほとんど目の前の仕事をこなしているだけの毎日です。転職も視野に入れていますが、職種が特殊であること、額に不満はあれど毎月定額の給与をいただく生活を10年以上しているため、どこに着地点をもっていけば良いのか、このまま今の職場に居続ける方が良いか、ずっと悩んでいます。

特別ゲスト 島谷美奈子さんの回答
A.
転職活動では
いかに周囲の人を使える人材か、ということも
大事なポイントとして見られます。

ちびまるさんは順調に昇進されてきたとのことで、非常に仕事ができる方なのだとお見受けいたします。ただ、「会社の体質は変えられない」と断定して転職を考えるのは、早急かと思います。というのもちびまるさんは、頼まれると全部やってしまうタイプなのではないでしょうか? となると会社は当然、「やってくれるならそのほうが助かるし、やってもらおう」となりますよね。もう少し自分の周囲の環境を含め、自分の仕事を俯瞰して見て、「あの人が暇そうだからこれをやってもらおう」などと、仕事を振ることも必要かと思うのです。

転職も考えられているとのことですが、面接で「自分にばかり仕事が集中する」といったことを伝えるのは、かえってマイナスになります。ちびまるさんの年齢での転職となりますと、採用を検討する側は、管理職候補の人材としてチェックをします。そのとき、“仕事を抱えすぎない人材か”ということは、非常に重要なポイントなのです。自分が抱えすぎて倒れられても困りますし、いかに周りの人を上手く使えるかということも大事な能力ですから。

ご自身も、「50代になっても同じペースで働く自信がない」とおっしゃられていますし、このままではいけないと気づいておられますよね。ご家庭でも、家事や子育てを全部自分でやってしまっていないか、無理していないか、一度自分自身を客観視してみてください。そのうえで、どのように着地したいのか……、たとえば給料が減っても仕事量を減らしたいのか、同じ仕事量でも給料が上がればいいのか等、しっかり分析してみてほしいと思います。

いかがですか?
島谷美奈子さんの回答、ぜひご参考になさってください。
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PROFILE
  • 島谷 美奈子(しまたに みなこ)Warisキャリアカウンセラー。Warisワークアゲイン事業プロデューサー。国家資格キャリアコンサルタント。産業カウンセラー。健康経営アドバイザー。人材ビジネス業界と公的機関で15年以上の経験を持ち、キャリアカウンセリング実績は延べ 5000名以上。Warisキャリアカウンセラーとして、転職・フリーランス転向支援、キャリアママインターン事前研修講師を務めている。また横浜市、相模原市、横須賀市、新潟市等にて再就職セミナーの実績多数あり。横浜ウーマンビジネスフェスタ2015-2017実行委員でもある。※Warisワークアゲインは離職期間の長い元キャリア女性の再就職を支援するサービスです。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る