自宅にいらした方たちが、決まってわーっ! とおっしゃるのは、トイレのドアを開けた時。他の空間は白い漆喰なのにここだけは壁紙で、結構華やかです。トイレは小さな空間だからこそ、思い切って大胆なインテリアにすることができます。広いスペースに使うには躊躇してしまう柄物の壁紙も、トイレの中の壁一面だけなら取り入れやすく、予算もさほどではありません。私はさらに小さなアンティークの収納をかけたり、額に入った写真を飾ったりしています。最近、加わったのは木の枝をそのまま生かした手作りのホウキ。床がタイルなのでほこりが目立ちやすく、気がついたときにささっと履くようにしています。使うことが楽しくなる美しいデザインは、インテリアのアクセントにも。トイレも部屋として考えたいですね。

これはトイレのドア。ドアの壁紙と、開けた時の正面の壁の壁紙を、同じものにしています。


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【下田結花のブログ】
http://modernliving.jp/shimoda

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