大仰なタイトルをつけてしまった今回のコラムですが、タイトル通り、元ブラジル代表のサッカー選手ロナウジーニョがふたりの女性と婚約したとの報道が。

実は今ワタクシ、今更ながら源氏物語をベースにした人気漫画『あさきゆめみし』を読んで、平安時代の世界にどっぷり浸かっているところなのです。平安時代の貴族の結婚と言えば、3日間夜這い(?)したら結婚が成立する、という通い婚&一夫多妻制が基本。思春期には単なる女好きでチャラい、いけすかないヤツだと思っていた源氏の君ですが、大人になって様々な立場での経験や感情を積んだ今に読むと、登場人物たちのそれぞれの心情がわかるようになり、源氏の君の、それぞれの姫たちに対するマメな気遣いと愛情の深さにも
感心させられ、「こういう愛の形も意外とアリかも!?」と思っていたところなのです。

なので個人的に、このロナウジージョの話題はかなりタイムリー(笑)。一夫一妻制にこだわる方は眉をひそめるかもしれませんが、どうやらロナウジーニョのこの一夫多妻婚、すごく平等みたいなんです。まあちょっとその内容を聞いてみてください。
——ロナウジーニョは最初はプリシラ・コエルホさんと交際していたのですが、数年後の2016年からベアトリス・ソウザさんとも同時進行で付き合うように。現在はロナウジーニョの所有する豪邸で3人仲良く同居生活を送り、ロナウジーニョは毎月2千ドルずつをそれぞれの生活費として渡しているほか、プレゼントは毎回全く同じものを贈り(お揃いの香水も含む)、海外遠征の際には必ずふたりを伴って行くのだとか。プロポーズも、今月1月に、ふたりに全く同じ婚約指輪を贈って「結婚してほしい」と告げたそう。一般人(?)にはなかなか理解しがたい愛の形ではありますが、
感情的な嫉妬や独占欲などをうまくコントロールできて夫がどちらの妻にも平等に接することができるのならば、影でこっそり愛人を作ってそこに通われるよりはよっぽど健全な気がするのですが、いかがでしょうか……!?

こちらがロナウジーニョとふたりの婚約者たち。仲良さげににっこり笑っていますが、ライバル心などはないのでしょうか……。


ここでまたまた話が脱線するのですが、仕事でスピリチュアルヒーラーの方に取材するときに「魂レベル的に、不倫はなぜいけないこと?」と質問すると、「配偶者に嘘をつくことが魂を傷つけることだからいけない。だから一夫多妻制が許されている国や、夫が妻に愛人の存在を伝えていて、どちらのことも金銭的な面でもきちんと援助しているのであれば問題ない(魂レベル的には)」という答えが戻ってくるのですよね。
——という観点から見るならば、ロナウジーニョのこの一夫多妻婚は、妻となる女性ふたりの同意が得られている上、扱いも全く平等だから、問題ないということに。が、しか〜〜〜し!! 本人たちは結婚するぜ!、とノリノリのようなのですが、ロナウジーニョの故郷ブラジルでは一夫多妻制は認めていないのです。ではどこの国なら認められているかというと、フィリピンやナイジェリア、インドなどの国は認めているそう。ちなみにハリウッドでも一夫一妻制に疑問を持つセレブは結構いて、スカヨハやキャメロン・ディアス、ティルダ・スウィントンにイーサン・ホーク、ウィル・スミスなど(そしてもちろん、先日婚約したヒュー・グラント様も!)が今までに一夫一妻制に対して否定的なコメントをしています。

8月には正式に結婚する予定だというこの3人ですが、一体どういう手続きで法的な結婚許可を取り付けるつもりなのか。そしてこのロナウジーニョのアクションが呼び水となって、一夫多妻婚が海外セレブたちの中で今後増えて行くことはあるのか!? 引き続き見守って行きたいと思うのであります。

5月28日追記:スペイン版「アス」誌で報じられたこのニュースですが、後日ロナウジーニョが結婚については否定するコメントを発表したそう。3人で暮らしていることは事実の様だけど、今後どんな展開を見せるのかに注目したいと思います。