お茶の時間や食後にちょっとしたデザートがあると、それだけで幸せな気持ちになりますよね。連日続くこの暑さ、ひんやり冷たいデザートでリフレッシュしませんか?
“簡単でおしゃれな料理レシピ”が人気のフードコーディネーター七沢なおみさんの著書『かんたん! 幸せ! 冷たいデザート』より、手軽に作れる冷たいデザートのレシピを紹介します。
アイスクリームやシャーベットは、冷凍庫から何度も取り出して混ぜるなど、手間のかかるイメージがありますが、七沢なおみさんの冷凍庫におまかせレシピなら、簡単においしいデザートが完成!
 

3つの材料で簡単デザート「コーヒーのグラニテ」

 

 材料(16×20×3cmのバット1個分)
・濃いめに入れたコーヒー……カップ1と1/2
・グラニュー糖……80g
・レモンの皮……少々

 作り方
1.コーヒーが熱いうちにグラニュー糖を入れて溶かし、レモンの皮を加えてバットに流し入れる。そのまま冷やしてレモンの皮を取り出す。
2.1にラップをかけ、冷凍庫で凍らせる。器も冷凍庫で冷やす。

ポイント
コーヒーはイタリアンローストやフレンチローストなど、深煎りのものがおすすめ。エスプレッソコーヒーで作ってもおいしい。
目がパチッと開くくらい、うんと濃いコーヒーで作ってみて。

 

缶詰のマンゴーでトロピカル気分!マンゴープリン

 

 材料(10×15×6cmのバット1個分)
・板ゼラチン……10g
・マンゴー(市販品・缶詰)……1缶(425g)
・グラニュー糖……30g
・牛乳……カップ1/2
・溶き卵……1個分
・レモンの絞り汁……大さじ1
・生クリーム……適量

 作り方
1.板ゼラチンはたっぷりの水につけてふやかす。
2.マンゴーは缶汁ごとボウルに入れ、泡だて器などで粗くつぶしてピューレ状にする。
3.鍋に2とグラニュー糖を入れて弱火にかける。グラニュー糖が溶けたら火をとめ、水けを絞った1を加えて溶かし、よく混ぜる。
4.3の鍋底を冷水にあてて冷まし、牛乳を少しずつ加えながら混ぜる。溶き卵、レモンの絞り汁を順に加え、泡立てないように混ぜる。
5.4をバットに流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。スプーンですくって器に盛る。
6.食べる直前に生クリームを泡だて器で七分立てに泡立て、5にかける。

ポイント
マンゴーをつぶすとき、つぶつぶ感を味わいたいなら泡だて器で、なめらかに仕上げたいときはハンドミキサーで。

七沢なおみ

フードコーディネーター。「LEE」「MORE」などの雑誌や料理単行本でスタイリストとして活躍後、おうちカフェやデザート、薬膳レシピなど、持ち前のセンスを活かした簡単でおしゃれな料理の本を手がける。数年前に更年期に伴う倦怠感にとらわれ、園芸療法の一環として市民講座で園芸を基礎から学ぶ。現在は趣味の園芸を楽しみ、近所の公園の園芸ボランティアとしてハーブガーデンを担当。著書に『こんなに使える! ハーブレシピ』(講談社)、『パン作り12か月』(共著、文化出版局)、『お部屋で「薬膳カフェ」』(祥伝社) など。

 

『かんたん! 幸せ! 冷たいデザート』
著者 七沢 なおみ 講談社 1200円(税別)

七沢なおみ氏のロングセラー『ひんやり幸せ、冷たいデザート』の新装丁版。初心者でも作りやすく、おしゃれに見えるレシピで定評のある著者が、とっておきの冷たいデザートを紹介します。
手順は簡単なのに、味と見た目は本格的。アイスクリームやプリンなどのベーシックなもの以外に、ヨーロッパやアジアなど、旅先で出会った個性的なデザートを日本の素材を使って再現しており、手作りでしか味わえないレシピがいっぱいです!
またカフェ風のおしゃれなスタイリングポイントは、すぐ真似できそうな簡単アイディアばかり。
おいしくて気軽に作れる、おもてなしにもぴったりな冷たいデザートを多数紹介。

『かんたん! 幸せ! 冷たいデザート』のほか、料理、健康・美容など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>

写真/竹内章雄
(この記事は2018年8月16日時点の情報です)


・第2回「冷たいデザートでリフレッシュ「ベトナム風みつ豆(チェー)」」はこちら>>
・第3回「ひんやり冷たいおもてなし「ティラミス」のレシピ」はこちら>>