先日、ティファニーの新作ジュエリーコレクション「ペーパーフラワー」のローンチイベントへ行ってきました。そのファインジュエリーにウットリしながらも、そのメッセージにハートを射抜かれてしまいました♡

ミューズは、エル・ファニング。ファインジュエリーの新しい魅力をフレッシュに伝えるキャラクターとして、まさに適役!

実は、ガーリィ好きの私は、会場で流れていたショートムービーがあまりにストライクすぎて、何回も観てしまいました。まずは、ご覧ください!

ウィンドウでジュエリーを眺めるエルは、『ティファニーで朝食を』でオードリー・ヘップバーンが演じたホリーさながら。BGMは、劇中でオードリーが弾き語りをした名曲『ムーンリバー』からの……ニューヨークのストリートを舞台にヒップホップ(音楽はラッパーのA$AP Ferg/エイサップ・ファーグが担当)に合わせてニューヨークの街中を舞台にダンス、ダンス、ダンス!!! 

新しくチーフ・アーティスティック・オフィサーに就任したリード・クラッコフによる初のジュエリーコレクション 「ティファニー ペーパーフラワー」は、従来からジュエリーの代表的モチーフである「花」をまったく新しい感覚で表現。紙から切り抜いた繊細な花びらを一枚一枚丁寧に留めていくというアイデアがデザインの発想の起点となっているそうです。

  • こちらがイメージソースになっているペーパーフラワー。
  • 精巧な細工を施したプラチナをベースにダイヤモンドをセット。デザインもバラエティ豊かです。
  • フラワーモチーフは、プラチナのピンを中央に配して形作られているのだそう。
  • 夜のしっとりとした照明の中での展示会が多いので、明るい自然光の下、ファインジュエリーを直接手に取りながら見られる体験は新鮮!
  • ティファニーブルーのスウィーツたち。こちらではティファニーブルーなチョコミントのアイスクリームをいただきました♡
  • 現代にホリーがいたとしたなら、きっとこんなベンチに腰かけて、鼻歌を歌いながら、自分の夢に思いをはせたのでしょう!
  • ドーナツもティファニーブルー。
  • ペーパーフラワーが咲く、N.Y.のストリートを再現したブース。
  • こちらは地下鉄。思わず記念撮影。


「ペーパーフラワー」コレクションは、花を記号化すると同時にクラフト感を宿しています。モダンでオーガニックーー花そのものではなく、あえてその紙の花をモチーフにしたジュエリーだからこそ、会場のいたるところに描かれたグラフティとも相性が良いのだな、と。

『ティファニーで朝食を』が公開されたのは60年代。それから60余年の月日が流れました。「お金持ちと結婚したい」と夜な夜なパーティに繰り出した(オードリー演じる)元祖ホリーとは違い、(エルの演じる)現代版ホリーは夢を実現するためにパーティ会場ではなくストリートに飛び出します。そして、ヒップホップに合わせて自己解放のためのダンスをするのだなぁ、と妙に感慨深くなってしてしまいました。

リード・クラッコフはこのように述べています。「このコレクションで私が追及したかったこと、それは、ファインジュエリーのルールを取り除くことです。ラグジュアリーとは、必ずしも形式を意識したフォーマルなものを意味するとは限りません。宝石を含む素材はすべて最高級のものを使用しながら、毎日気軽に身に着けられる ラグジュアリーをデザインしました」。

地下鉄の壁には『ムーンリバー』の「川幅は1マイル以上あるけれど、いつの日か私は堂々とわたってみせるわよ」という歌詞のグラフティが。

たとえば、ファインジュエリーをパーティドレスではなく、フーディとスキニーパンツに合わせてみるーー従来の「形式」「型」にはこただわらず、時代の気分とともにファッションをアップデートさせる楽しさが、ティファニーの新コレクションには詰まっていますね。

私は、このリングを日常使いしてみたいです(笑)。
「自由気ままでコケティッシュなホリーが今を生きたならきっとこんな感じ!」という広告ヴィジュアル♡

 

今日のお品書き
時間と心の余裕があるなら、毎日「お鍋」でご飯を炊きたいと思っていたのですが、川上さんの『美味しいごはんが炊ける鍋』を読み、「あれ、時間もかからないのか!?」とハッとしました。私がずっと欲しいと思っていた、あのブランドのお鍋も紹介されております♡