20代なら20万円台。40代なら40万円台。働く男性の賢い時計のプライスと選び方
イメージングディレクターの髙橋みどりさんが、20代のミモレ編集部員のギータと、40代のミモレブランドマネージャーのスギやんをかっこよく変身させる企画も、いよいよ最終回になりました。最後の回は、働く男性にとって重要なアイテムである時計について。どれくらいの価格帯の、どんな時計を買うのがよいのか。ビジネスマナーからの視点も含めて、教えていただきます。
ビジネスシーンでは、“これみよがし感”がない時計がマスト
「働く男性にとって、腕時計は欠かせないアイテムですよね。なかには、時計にとてもこだわりがある方もいらっしゃると思います。ビジネスという場面でつける時計の選び方として、私がいちばん大切だと思っていることは、時計に“これみよがし感”を出さないことです。“これみよがし感”とはどんなことかと言えば、時計に過剰な厚みがある、金無垢素材、ギラギラとしたデザインのこと。名刺交換のシーンでも、打ち合わせのシーンでも、時計は特に、ビジネスの相手の目につきやすいものです。堅実で身の丈に合った時計を選びましょう」
適切な時計のプライスは、年齢によって変わる!
「時計の“これみよがし感”には、時計のプライスも関係していると思います。たとえば、新入社員である20代の男性のジャケットのそで口から、いかにも高級そうな時計が覗いていたら、少し違和感を覚えますよね。時計も洋服と同じで、身の丈にあったものを身につけることが大事です。私が金額の目安として考えているのは、年齢です。ギータくんのように20代なら20万円台の時計を、スギやんさんのように40代なら40万円台の時計を買うのがよいと思います。では実際に、今回は、ビジネスシーンで男性が身につけるのに一番“これみよがし感”が少ないグランドセイコーの時計を、ギータくんとスギやんさんに試していただこうと思います」
20代の男性のお仕事服に合うのは20万円台の時計
「グランドセイコーのベーシックなモデルです。デザインがとてもシンプルで、ジャケットのそで口から覗いても、悪目立ちしません。そして、ステンレススチールのカラーも爽やかでシック、20代にぴったりです」
つけたのはコレ!
40代の男性のお仕事服に合うのは40万円台の時計
「クラシカル感のある上品な時計が、大人の男性の貫禄を表現してくれます。ふだん、ブラウンの靴やベルトが多いという方は、時計のストラップもブラウンのものを、黒が多い方は、時計のストラップも黒を選ぶと、コーディネートしやすいですよ」
つけたのはコレ!
休日は時計も着替えて、スポーティーなタイプに!
「オフの日は、リラックス感のある着こなしに合わせて、スポーティーな時計をつけて楽しむのもおすすめです。スギやんさんは、時計のダイヤルとレザーブルゾンをネイビーでリンクさせ、統一感のあるコーディネートにしました」
つけたのはコレ!
さて、全8回にわたってお送りした、髙橋みどりさんの男性のスタイリング。いかがでしたでしょうか? ご質問、ご感想など、コメントコーナーにお寄せいただけるとうれしいです!
【お問い合わせ先】
セイコーウオッチ お客様相談室 tel. 0120-061-012
撮影/中田陽子(MAETTICO)
ヘア/井上邦夫(FRANZ by adjuvant)
スタイリング補助/小出エリ(Balata)
出演・スタイリング/髙橋みどり
構成/高橋香奈子
・第1回「メンズファッションの基本的なルールってありますか?」はこちら>>
・第2回「20代、30代の男性が、新卒者とは差をつけつつ、仕事で成功するには?」はこちら>>
・第3回「スーツほどかしこまらなくてよい日に、おしゃれ感を出しつつ、きちんと見えるスタイルって?」はこちら>>
・第4回「20代、30代の男性にちょうどいい休日服って?」はこちら>>
・第5回「役職のある40代男性が仕事でより成功する為のスーツの着こなしとは?」はこちら>>
・第6回「40代男性の正しいジャケパンスタイルって?」はこちら>>
・第7回「気になる白髪や肌のくすみ…40代からの男性を元気に見せる休日ファッション」はこちら>>
PROFILE 髙橋みどりさん
株式会社Oens(オーエンス)代表、兼イメージングディレクター。テレビ朝日のファッションレポーターを経験後、ジュンアシダ、メルローズを経て、1990年のバーニーズ ニューヨーク日本進出に伴い、バーニーズ ジャパン宣伝部ジェネラルマネージャーに就任。その後、ジョルジオ アルマーニ ジャパン広報室長を経て、2000年にスペシャリティストア、エストネーションを立ち上げる。
2005年6月にOensを設立。人、企業、ブランドを応援したいという思いから、ブランドのPR、マーケティング、商品・店舗活用プロデュースだけでなく、原稿執筆、セミナー講師、女性誌や情報誌などさまざまな媒体にも登場するなど、活躍の場を広げている。
また、百貨店・専門店等のMD戦略アドバイザーとして「楽しい売り場づくり」を応援。ブランディングの依頼も多く、これまでの経験を活かした多角的な取り組みが成果をあげている。http://www.midroom.com/