最近、心踊る買い物をしました。
すり鉢です。
実家ですり鉢係だった私は、小さい頃からゴマをすりすりしていたこともあって、すり鉢が大好きです。
古いものを譲り受けて、店でもケータリングでもせっせとゴマをすったり、白身の魚をつみれにしたり、ありとあらゆるものに活用してきました。

 

すり鉢の魅力はなんといっても、料理の香りを格段によくしてくれる点でしょうか。
ゴマやくるみを軽く炒って、それを摺る。
食欲をそそる香ばしい香りが部屋中に広がって、台所仕事の幸せを感じます。
さらにそのままボウルのように使えるのもとても便利で、しかもすった食材を余すことなく和えることができるので、無駄もなく理に適っています。
そして、皿のようにそのままテーブルに出せるので洗い物も少ない。
一度この良さを知ると、手放せなくなるのです。

今回手に入れたすり鉢は、岐阜県の山只華陶苑のもの。
見た目にも、またすりやすくもあるという波のような櫛目と、和にも洋にも使えるモダンなデザイン。

 

今までのものは大きすぎるので・・・ちょうどいいお家サイズなのも気に入っています。
今夜は早速柿の白和えにする予定。
ゴマを炒ってすり鉢ですり、木綿豆腐を加えてさらにすります。煮切ったみりんと薄口醤油で味を整え、和え衣は完成。
切った柿と春菊を加えて和え、仕上げにごま油を少し垂らします。

今からつくるのも、食べるのも楽しみです!

(この記事は2018年11月4日時点の情報です)