ヴィンテージの宝物探し気分が味わえるマーケット&ショップ
ヴィンテージ好きのファッションエディター、白澤貴子さんにおすすめのヴィンテージショップを紹介してもらう企画。今回は、宝物探し感覚で楽しめるマーケット&ショップです!
マーケット編
一度にたくさんのヴィンテージショップに出合えるマーケットは、
自分に合うショップを見つける糸口に!
まず、白澤さんに教えていただくのは、たくさんのヴィンテージショップのテントが並ぶ青空マーケットの楽しみ方です。
訪れたのは、青山の国連大学前で開催されているファーマーズマーケットで毎月第1土曜・日曜だけに開かれる、RAW TOKYO。
白澤さんに密着し、どんなふうに楽しまれ、攻略されているのかをチェックします。
「RAW TOKYOは、実店舗やオンラインショップのあるお店が複数集まって開催されているもの。
だから、たくさんのショップを一度に見て周れるのをチャンスと捉え、自分の好みと合うショップ探しの場にしています。
テントつなぎでショップが並んでいるため、なんとなく相性がよさそうだなと思ったら足を止めて、気軽に手に取ることができます。今度は店員さんとお話をしてみたり、店舗やオンラインショップを訪れてみたり。
気分がお店と一致したら、お気に入りのヴィンテージショップリスト入り。真剣にブランドものの掘り出し物を求めるのではなく、こんなふうに楽しめるのがマーケットならではの魅力だと思っています」
実際に白澤さんがマーケットでチェックしたショップ
STRANGER
「マーケット内を歩きながら、ヨーロピアンヴィンテージを感じるショップを探します。
少しでも気になる雰囲気のお店があれば置かれている商品をチェック。一見、ほっこり系に見えても、ひょこっと素敵なブラウスがあったりするので、気になるところはとりあえず見るようにしています」
「ショップの方との会話も楽しみのひとつ。店頭に並んでいる商品も、人が着用している写真を見せてくれることがあるので助かります」
「偶然目に留まって商品のディテールをチェックしていたら、ギャルソンのパンツ(¥14800)ということが判明! チェックの構成や形はさすが。会場の片隅にテントが設けられており、実際に試着することもできます」
<実店舗情報>
STRANGER
東京都世田谷区代沢2-36-26-208
Tel:03-6337-3766
営業時間:14:00~22:00
定休日:月曜日
SOUVENIR
「ここで見つけたのは、スエード調素材のロングシャツ(¥5900)。一見私にはサイズが大きく見えますが、ここで持参した太めのベルトの出番! このように上からベルトでウエストマークし、今シーズンなら旬のレギンスを合わせるのも素敵です」
<実店舗情報>
SOUVENIR
東京都杉並区高円寺南3-46-5
後藤ビル201
Tel:03-5913-8644
営業時間:13:00~20:00
定休日:水曜日
Instagram:souvenirusedstore
flower
「はやりものこそ、ヴィンテージで探すのもおすすめです。たとえば、旬のブラウンのニット(¥11980)。1点もののヴィンテージなら人とかぶらず、こなれて見えるものが見つかるからです」
「モノトーンのブラウス(¥7980)は、襟の立ち具合が最高に好み! ブラウンの柄ワンピース(¥11980)も気になります。マーケットの場合、試着室がショップのすぐ隣にないので、気になる商品があったら、鏡の前で自分に当ててみて、着たイメージを想像して考えます。同時に、シミや穴、ニオイが許せる範囲かどうか、などくまなく確認します」
<オンラインショップ情報>
flower SOLA OF CALIFORNIA
N.vintage
「ヴィンテージのイヤリングをコレクションしているので、アクセサリーコーナーもチェックします」
「イヤリングを探すときに気をつけたいのは、内側のゴムが劣化していないかどうか。細部までしっかりと確認をすることが大事です」
「大好きなワンピースもよくチェックします。ワンピースのラックがあれば、色やデザインではなく、まずはすその方から見るのが私流。
丈が短いものはもう買わないので、長いものだけをピックアップし、その後デザインをチェックします。
そうすることで、商品がたくさん並んでいても、効率よく探すことができるんです。
また、柄ものを選ぶとき、初心者の方におすすめしたいのは、遠目で見ると無地に見えそうなくらい小さな柄を選ぶこと。
持っているアイテムとの相性も抜群によいので、ぜひ試してみてください。ここでもベルトがあれば大きめサイズかな?と思っても着られることが多いですよ!」
<実店舗情報>
N.vintage
東京都武蔵野市吉祥寺本町4-6-2
営業時間13:00~19:00(土・日・祝は12:00~)
定休日:水・金曜日
Instagram:_n_vintage_
街で日常に着られる都会的な顔をした服を選ぶのがコツ
「今回のマーケットでのショッピング全体を通して言えるのは、都会的な顔をしたヴィンテージ服を選ぶとデイリーに使いやすいということ。
ブランドもののヴィンテージアイテムは、それに特化したショップで買うのがよいし、リゾートウエアのようなアイテムは、ヴィンテージよりもふつうのショップで買うほうがよいものが見つかります。
マーケットならではの、手ごろな値段のヴィンテージアイテムの楽しみ方、参考になればうれしいです」
MARKET INFORMATION
RAW TOKYO
Farmer’s Market@UNU東京都渋谷区神宮前5-53-70
開催日:毎月第一土曜・日曜日※変更になる場合もあり
次回開催:12月1日(土)・12月2日(日)11:00~17:00
Instagram:rawtokyo_jp
ショップ編
ひとつのショップで宝物探し感覚が楽しめる、白澤さん行きつけのショップならこちら!
JANTIQUES
「スタイリストさんなど、おしゃれな方の中で特に有名なヴィンテージショップ。
そのシーズンに合った品揃えが魅力です。私がいつも見るのは、店内に入ってすぐにあるニットやブラウスのコーナー、アクセサリーのコーナー。
店内をまっすぐ奥に進むと突き当たりにある、美しいドレスたちも必ずチェックします。大事なパーティや友人の結婚式など、ここぞというときにも足を運ぶお店のひとつ」
店名のジャンティークは、ジャンク+アンティークという意味。感度の高いセレクションから、スタイリストさんがこのお店の服をファッション雑誌のスタイリングに活用されることもある。ヴィンテージの洋服から、家具やテキスタイルまで、幅広いアイテムが揃う。
東京都目黒区上目黒2-25-13
tel:03-5704-8188
営業時間:12:00~21:00
定休日:無休
※掲載の商品は、お問い合わせ時点で完売している可能性もあります。
RAW TOKYOのアンティークマーケットの出店店舗は、開催日により異なる場合もあります。
構成/高橋香奈子、片岡千晶(編集部)
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