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50代からのおしゃれ学。スタイリッシュに過ごすための旅アイテム3

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自分の定番スタイルは決まってきているし、体型が変わってきて着る服は似た形ばかり……という人も多いはず。年齢にこだわらず、自由にファッションを楽しむコツは何なのでしょう? 服飾ディレクターの岡本敬子さんのファッションには、彼女なりのルールやコツが散りばめられています。スタイルあるおしゃれの秘密に迫ります。出張やプライベートなど、国内外を飛び回る旅達人の岡本さんが行き着いた旅アイテムとは?

旅アイテム① バックパック

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「大人になると敬遠してしまいがちなバックパック。でも、1度しょってみてください。本当にラクで手放せなくなること、間違いありません。大人のバックパックは、選び方次第。カジュアルすぎないデザインと色味を選ぶこと。そして、だらっと背負わず、高めの位置にきゅっと背負うこと。きちんと感を忘れないことを意識すれば、50代でもバックパックは大丈夫。バックパックを背負って、手にトートバッグかかごバッグというスタイルが旅の定番です」


旅アイテム② 薄いガウン

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「太陽が大好きなので、秋冬の寒さは苦手。まめに天気予報はチェックし、その気候にあったスタイリングを心がけ、着心地の良さを大事にしています。けれど、旅先だけは実際に行かないと分からなかったり、気候が変化したりするもの。そういった時に役に立つのが、薄いガウン。レイヤードするだけで暖かさが増し、くるっとまとめてバックパックに入れておけるので持ち運びも楽ちん。少しだけ濡らしてハンガーで吊るしておけば自然とシワはとれますし、スタイリングのアクセントとしても大活躍しますよ」


旅アイテム③ 歩きやすいショートブーツ

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「歳を重ねるにつれ、ライフスタイルも変化します。以前は歩きやすさよりもデザイン!という頃もありましたが、今では歩きやすいことがとても重要。歩きやすさと美しいデザインが共存するのは、DANSKOとtrippen。この2ブランドは、日常はもちろん旅に行くときも大活躍しています。秋冬は、スニーカーとショートブーツ。春夏は、スニーカーとサンダル。この2パターンを持っていれば何とかなってしまうんです。非日常を楽しむために、帽子とサングラスもお忘れなく!」

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岡本 敬子

アタッシェ・ド・プレス、「KO」ディレクター。文化服装学院スタイリスト科卒業後、スタイリストオフィスに入社。その後、大手アパレル会社のPR部門にて国内外のブランドのPRを担当。独立し、アタッシュ・ド・プレスとして複数のブランドを担当しながら、2010年に自身のブランド「KO」を立ち上げている。現在はnanadecorにて「KO」ラインを、千駄ヶ谷のショップ「Pili」のディレクションも手がける。instagram:@kamisan_sun

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『好きな服を自由に着る』

岡本敬子 著 光文社 1500円(税別)


流行りのものを追うだけが、お洒落じゃない。着心地が良くて自分が本当に愛せるものを、いつでも気持ちよく身にまとう。そんな大人は、いつだって楽しそうで、かっこいい。ファッション業界にもファンを多数持ち、あこがれの的であるアタッシェ・ドゥ・プレス 岡本敬子さんによる、初のスタイルブックがついに完成しました。天気や日差しによって着るものを決める。色や柄は大胆に使う。小物をピリリと利かせる。動きやすく快適、だけど上品。めくるめく敬子流コーディネートをたっぷり詰め込んで、ページをめくるたび、ファッションがもっと好きになる1冊です。

文/柿本真希
撮影/馬場わかな

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