やぎざさんからの質問
Q. 相続や介護での義理の姉の態度が許せません。
対処法はありますか?

主人の姉についてです。昨年義父が亡くなった後から相続問題で揉め、今は弁護士同士での話し合いになっています。義姉は、昔から自分の主張はいつも正しいと思い込んでおり、相手に歩み寄ることはほぼありません。今回の相続問題でも、不快になるメールがたくさん届き、今は義姉に対する嫌悪感しかありません。また義父が亡くなった後、近くに住んでいるにも関わらず、一度も認知症の義母の顔を見に着ません。そのくせ、一周忌法要の前日に取り繕うようにお墓にお花を供えていて、呆れ果ててしまいました。私はそんな義姉や義姉の家族に対して優しい気持ちになれず、法要の最中、挨拶する以外無視していたら、「私があなたに何か悪いことをしたのか」と説教や暴言の数々。ただ同居の義母がいるため、相続のことを考えると、ここであまり義姉の気持ちを頑なにしてしまうのは逆効果と思い、演技で謝罪してしまいました。しかし暴言が頭から離れず、最近は眠れないことも多く、食欲も湧かない日々です。今後私の立場としてどうしていくのが良いでしょうか?(47歳)

特別ゲスト 小林照子先生の回答
A. 「こんな人にだけはなりたくない」
という反面教師として、学んでみてはいかがでしょう?

困ったお義姉さんね。こんなときは、人間は教師と反面教師しかいない、と思うようにしてください。「こんな人になりたい」という人と、「こんな人にだけはなりたくない」という人、その2種類だけしかいないんだ、と。

人生は何事も勉強です。なぜやぎざさんがこんな人と親戚になって、こんな暴言を体験しているかというと、「こんな人にはなりたくない」という人にならないため勉強をしているから。そう思うと、これほどしっかり学べることはありません。だってやぎざさんは今後、絶対にお姉さんのような人間にはならないでしょう? だから体を壊す必要なんてなくて、むしろ「私、勉強しているわ、ありがとう」ですよ。ここで超越して、「ありがとう」と言えたら最高ですよね。「感謝」という言葉には、「心」と「身」という字が入っているの。つまり感謝とは、心と身にプラスに響いてくる行為なんですよ。

反対に一番良くないのが、こういう反面教師の人にまともに向き合って自分を傷つけてしまうことだと思うんです。そうならないためにもしっかり食べて寝て、「あの人のようには生きない!」と強く自分に言い聞かせてください。人というのは、自分がされたことと同じことをしてしまうこともあるものですから、「この人は反面教師!」としっかり認識しておいてほしいんです。
そのためにも、辛いかもしれないけど「ありがとう」と呟いてみて。きっと、想像以上に身も心も解放されると思いますから。

PROFILE
  • 小林照子(こばやしてるこ)1935年生まれ。美容研究家。現在のコーセーを経て、1991年に「美・ファイン研究所」を設立。モデルや女優、政治家など何万人ものイメージ作りを手がけるほか、[フロムハンド]メイクアップアカデミー、青山ビューティ学院高等部東京校・京都校の学園長も務めている。最新著書『これはしない、あれはする』(サンマーク出版)が好評発売中。プライベートでは27歳で結婚。娘の小林ひろ美さんは同じく美容家として活躍中。 この人の回答一覧を見る
 取材・文/山本奈緒子 

 

ライフスタイルのお悩み回答者一覧