足元の差し色が背の低さをカバーする特効薬【5日間コーディネート】
「身長が158cmとあまり大きくないため、バランスがよく見えるよう、いつも意識しています。私が使っているテクニックのひとつが、足元に差し色を入れること。たとえば、このコーディネートなら、赤のショートブーツ。ブーツ自体、そこまでヒールは高くありませんが、靴にだけ色を効かせることで、背が低く見えにくい効果があると感じています。
靴で赤を取り入れたのはこれが初めてですが、想像以上にはきやすくって、買ってよかったなと実感しているところです。
余談ですが、このブーツを買ったころ、デニムに合わせてみたことがあるんです。デニム×赤は絶対にかわいいはずとワクワクしていたのですが、実際に試してみると…想像とはまったく違って、バランスが難しかったですね。身長にコンプレックスがあるぶん、こうやっていろいろと試行錯誤しながら、よく見える着こなしを研究しています。
アウターは、メンズのものです。プリーツスカートやショートブーツなど、女らしいコーディネートに、フェミニンなコートをはおると、老けて見えることも…。なので、タフな素材や辛口のデザインのメンズ服に頼るとうまくいきます。このコートは、いちばん小さいサイズ②です。
靴以外は一見シンプルですが、近寄って見ていただくと、コートとスカートはチェック柄。バッグはレオパード柄と、色×柄で遊んでみました。
黒のニットは、昨日のコーディネートでも着ていた、ユニクロのカシミアニットの色違いです」(高山さん)
スタイリング・モデル/高山 都
ヘア&メイク/後藤若菜(ROI)
撮影協力/徳永千夏
構成/高橋香奈子
MIYAKO TAKAYAMA
ビューティーモデルを始め、ドラマや舞台などでも幅広く活躍。料理上手としても有名。2018年夏に出版した著書『高山都の美 食 姿』(双葉社刊)は、美容から、得意の料理、おしゃれまで、高山さんの魅力が詰まった一冊。高山さんご自身も、ミモレを日々チェックしてくださっている方のおひとりで、今回ミモレに登場できる機会を心待ちにしてくれていたといううれしいコメントも。1982年生まれ。
NAOKO'S コメント
158cmには見えないバランスは、独特のアイテム選びにあります。メンズのものを取り入れて、自分と服の間に「余韻」を作る方法もその1つ。けれど、潔いショートカットや、ヒールを太目にしたブーツのセレクトなど、「締めるところを締めている」ので、きれいな全身が生まれます。