こんにちは、ミモレの川端です。編集部ブログで「苦手なことをひとつやる」と宣言し、英語を習い始めてからちょうど1年が経過しました。
続いているのかって? 続いてるんですよ〜、これが。週1ですが、宿題をヒーヒー言いながらやって、「今夜は急な仕事が…」とクラスに電話して休んでしまいたい、と毎週思いながらも、ズル休みせずなんとか1年通いとおしました。一応、クラスもひとつ上がったんです(パチパチ)。
大人になって、週1、1時間程度学んだところで、たいして進歩もなかろうと思っていたのですよねえ。しかし、先日、フィンランド・ヘルシンキにて、Slushというスタートアップのカンファレンスに出席しまして。あ、変わったかもとやっと実感したんです。

あれ、プレゼンテーションがわかる!
英語がクリアに聞こえるぅーーー!
ウウウウォーーータァアーー!
サリバン先生ぇ!と叫びたくなるような瞬間がございました。
3月のテキサス出張の時は、正直、多くのプレゼンテーションや議論についていけませんでした。あれから8ヶ月。バタやんは密かに進歩していました。(自分で言うなやって・笑)少なくとも、一人で出張して、外国人にどぎまぎしない程度には度胸もつきました。

語学力に関する面白い発見もありました。
「ブロックチェーンはLGBTを救うか」と言うセッションがあって、面白そうだなと思って参加してみたのですが、全くついていけなかったんですね(汗)。プレゼンターの英語がまったく聞き取れず。落ち込みました。
「グローバルに成功するスタートアップの条件とは?」と言うセッションはわりと聞き取れました。「ピッチを成功させる3つのルール」のセッションもかなり理解できた自信があります。
その違いは何かと考えたんですけど、英語のレベル感にそう差がないとしたら、後者は、話の展開が想像できる、前者は共通言語がなかった、そこに尽きるんですね。

日本でも何かセミナーに出る時は、登壇者がどんな人で、どんな話をしてくれるのか、ある程度予備知識があって聞きますよね。だから聞く前から、かなり話の流れが想像がついてます。行かなくてもレポートかけるかも、みたいなセミナーも多いですね(笑)。
ブロックチェーンとLGBTに関しては、ブロックチェーンの知識がまず私に乏しいこと。さらに、LGBTの人がどんな課題を抱えていて、何を解消すべきなのか、想像がついていません。その課題をどうしてブロックチェーンが解決できるのか、ノーアイデア×ノーアイデア!! すると、英語は聞こえてるのに不思議なくらい頭に入ってこないんですね。
これはすごく興味深いなと思ったんです。はるばるフィンランドまで行って、新しいことを仕入れてこようと思ったのに、結局、頭に入ってくるのは、自分の想定の範囲内といいますか。もともと、日本でもある程度わかっていたことの整理はできても、目が覚めるほど新しいことはインプットすることができなかったわけなんです。
「人は、自分の想像の範疇しか理解できない」と言ってしまうのは言い過ぎですね。理解できることっていうのは、想像ができることだ、とは言えそうです。
そういう意味では、語学力アップにおいて、本や映画などで、想像の範疇を広げておくって大切だなあと思いました。

フィンランドには、北欧ミステリーをたくさん持って行きました。そのご紹介はまた次回に書きますね。
今週、12月20日(木)19時から今年最後の「インスタ読書会」をライブ配信します! 今回は、そんなLGBTをテーマに話します。ゲストに『ゲイだけど質問ある?』の著者・鈴掛真さんご本人をお迎えしてお話を伺います。今回は事前に本を読まなくても参加して(視聴して)いただきやすい会にしたいと思っています。
LGBTに関して、私自身、差別するような気持ちはもちろんぜんぜんないつもりでしたが、想像がついてないから理解できていない、耳に入ってないことっていっぱいあるんじゃないかと思った次第です。聞いてみたいことがいろいろあってとても楽しみです。みなさんからも質問も募集してますのでぜひお寄せくださいね。もちろん当日のコメントでも大歓迎です。
ではでは20日19時にお会いしましょう〜。
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