女性たちが楽しく
楽になれるような
世界を目指して


大:絶対にそう。そんなゆみえさんがこれからやりたいことは?

風:人を癒すことかな。もともと自分の体が丈夫ではなかったのと、周りに体調のすぐれない人が多かったことからフィトセラピーを学び始めて、今は植物療法士の資格も取りました。それを活かして、来年からフィトセラピーのセミナーをやろうかなと。もちろんファッションの仕事には今後も関わり続けていくけれど、今はおしゃれに行きつく前に、まずは心身を整えないといけない人が多いということに気付いてしまって。それはそうですよね。体調がすぐれなくて気分が滅入っている時に、服なんて買う気にもならないでしょう。だから、私はそういう人たちに「どうしたの?」って肩を叩いて、一緒に問題の原因を探っていけるようになったらいいなと思っています。

大:それはとてもいいですね! 私は人生を4つのライフステージに分けて考えていて。ファーストステージとセカンドステージは自分の夢や目標、好きなことを追及するときなんです。それでいうと、私とゆみえさんは年齢的にほぼ同じなので、私たちは今おそらくセカンドステージの最後かサードステージの最初のあたりにいるんじゃないかと思うんですね。実際、ゆみえさんはファッションという太い幹を持ちながら、また違う方向に進もうとされていますが、私もいま同じような状況にいるので、二人ともタイミング的にぴったりで面白いなと。

風:そんな風に考えたことがなかったから面白い! 大草さんはサードステージから何をされるんですか?

大:ゆみえさんは広くいうと“癒し”だと言われていましたけれど、私は“教育”かなと。とはいっても、教師の資格をとって子どもに教えるとかいうことではなく。お母さんや子どもたちがもっと楽しく自由に生きられるように、啓蒙をしていきたいなと。今はまだ漠然としていますけれど。お互いにこれからが楽しみですね! まずは来年、ゆみえさんがフィトセラピーのセミナーを開催されるときにはぜひ私も伺いたいです。今日はありがとうございました。

風:はい、ぜひ! こちらこそありがとうございました。

「これまで食養や自然療法などいろんなことを勉強してきましたが、その結果分かったのは、やっぱり病気や心身の不調は、根本の部分を治さなければいけないということ。来年からはそこにアプローチできるようなフィトセラピーのセミナーを開催したいなと思っています」と風間さん。

撮影/目黒智子
取材・文/河野真理子
構成/大森葉子、川良咲子(編集部)

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