はい、栄えある第1位の発表です。

それはもちろん、今年7月に編集長に就任したこと。

大草ディレクターとの対談でも話しましたが、就任が決まってからは「稀代のインフルエンサーの後だなんて、本当にありえないんですけど!!!」というのが正直なところではありました(苦笑)。そして、まわりのスタッフに思いっきり(それはそれは、思いっきり苦笑)助けられながら、半年が経ちました。

開運旅で訪れた貴船神社の七夕の短冊に。


ミモレというメディアを運営しながら、つくづく「本当に特殊なメディアだなぁ」と思っています。こんなにも編集長就任を温かく読者の方に見守っていただき、激励していただけるメディアを私は他に知りません。

そのせめてもの恩返しというわけではありませんが、女性が人生最後まで楽しく生きられる社会をどうやったら作れるのかをずっと考えています。閉塞感のある社会の中で頑張って生きる女性たちの未来を明るく照らす新しい道標になるようなメディアとは何か。「自分らしさ」「その人らしい役割」を見つけ、それをまっとうすることで、人やコミュニティとつながり、ポジティブに生きられる社会とは何か。ちょっと大袈裟に言うなら、資本主義の外にある幸せの概念をどうやって生み出せばいいのかと……

そんな大きすぎる疑問を自分に投げかけ、押しつぶされそうになっていますが(苦笑)、皆が楽しく集えるサードプレイス(自宅でも職場でもない第三の場所)がつくれたらいいな、と勝手に夢想しています。

よく隣の席の咲子にその話をぶつけると、「大森さんは、将来、町が作りたいんだものね~」と母性たっぷりの笑顔を返されます。

自分らしい役割をそれぞれ担って、気の合う仲間(=立場ではなく、価値観でつながった仲間!)と助け合いながら楽しく過ごせていけたら、それってとても幸せなことなんじゃ!?  それが、本当の町なのか、概念上の町なのか、デジタル上でつながれる町なのか……自分でも未だハッキリしていませんが、結構、本気でそんなサードプレイスについてずっと考えています(考えるのは無料ですから笑)。そんなことを考えることが、私はどうやらとっても好きなようなのです。

大晦日に珍妙な激白をしてしまってすいません。来年になってまったく違うことを言い出していたら、もっとすいません(笑)。

とにもかくにも、私たちの未来がもっと明るく、楽しいものとなりますように!

2018年、大森、編集長始めました。


今年一年、ミモレをご愛読いただきありがとうございました。
良い年をお迎えくださいませ。

今日のお品書き
「ミモレのK1」と勝手に私が呼んでいる、スタイリストの風間ゆみえさんと大草ディレクターの対談 前編は読んでいただけましたか? ふたりが世間から憧れの存在になるまでの努力のあり方に驚かれた方も多いのではないでしょうか? 本日公開の後編のテーマは「ファッションで伝えたいこと」について。表現する女性像は違っても、伝えたいメッセージが変わらない(‼)なふたりの熱いトークをお楽しみください。