自分は独身で経済的ラクなわけでもないのに、知ってか知らずかママの友達がお金のかかる集まりに誘ってくる……。そんな人間関係に巻き込まれたら、アナタならどうしますか? 著書『大人力検定』シリーズで知られるコラムニストの石原壮一郎さんが、誘いを断る自分も、断られる相手も満足する解決法を教えてくれました。ママ友付き合いに限らず、様々なマウンティングシーンにおいて役立つスキルですので、ぜひ一読ください。

 

EKOさんからの質問

Q. 友人が、お金のかかる集まりに誘ってきて困ります。
 


私は40代派遣社員で独身です。富裕層の年上ママ友達からよく誘われます。毎回非常に参加費がかかりますので、自分が行ってみたいお店で、金額に目星がつくところだけお邪魔し、私は自由にお金が使えない旨もお伝えしてあります。が、先日安いからと集まったお店で一人15,000円もかかりました。とても楽しい人たちなのですが、予想より3倍もの出費に、二度と行きたくないと不愉快な気持ちになってしまいました。正直に自分の経済状態を説明してもこうなってしまうのですが、どのようにお付き合いをしていったら良いでしょうか。お付き合いに特に執着もないのですが、友人の手前そういう訳にも行かず。友人は私に金銭感覚を合わせてくれて、個別に会う時は気分良く付き合えています。(46歳)

 


特別ゲスト 石原壮一郎さんの回答

A. 経済的敗北を認めた断り方をすれば、
相手は満足するのではないでしょうか。



なるほど、友人のママ友グループが、ちょっとタチが悪いということですね。友人じたいは、EKOさんの状況を分かってくれているわけですもんね。

悩みが生まれる原因って、ほとんどは「言いづらいことを言えない」からなんですよ。ではなぜ言えないかと言うと、EKOさんの場合、「嫌われたくない」というのが理由の大半で、「友人の顔を潰したくない」というのはオマケみたいなものではないかと思うのです。実際、正直に「経済的にきつい」と言って誘いを断ったくらいで、関係が終わったりはしないでしょう。少し手厳しいことを言ってしまいますが、そもそも友人のママ友たちも、本当にEKOさんに来てほしいかというと、そこまでではないはず……。むしろ「私たちはこんなに裕福な生活をしているのよ」と自慢したい、そのダシに使われている気がしないでもありません。だから「そんな高い店には到底行けません」と断ったら、「私たちとは違うものね」と満足こそすれ、こじれることはないと思いますよ。

 

もしそのように見下されてしまうのが悔しいようでしたら、「すみません、今月は手元が不如意で」などと難しい言葉を使ってみてください。おそらく相手は「え? 不如意って?」と聞き返してきますから、「お金はあってもこんな言葉も知らないのね」と思って溜飲を下げることができると思います。

とは言いましても、決して「もうお付き合いしません」とまで言う必要はなくて、興味あるお店のときや、費用が安そうなときは参加されたら良いと思います。まあ、そうやってたびたびお断りしていれば、相手もあまり誘ってこなくなるかもしれませんが……。

いずれにせよ、EKOさんは40代独身。せっかくの自由で楽しい時間を、そんな人たちのヒエラルキー争いに巻き込まれていてはもったいない。もっと自分がやりたいことに、時間もお金も使われてください。

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 取材・文/山本奈緒子

 

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