何歳になっても結婚はしたい、と考える女性は多いようです。とはいえ40代を過ぎれば、20、30代の頃と同じ婚活をしていたのでは難しいはず。そこで『大人力検定』で知られるコラムニスト・石原壮一郎さんが、45歳からの婚活法を伝授。ポイントは、大人として振り切ることのようです!
スコッティさんからの質問
Q. 大人の婚活法について教えてください。
大人の婚活について質問です。45歳を過ぎると、結婚相談所では結婚できない気がします。これから婚活をする場合、どうすれば良いでしょうか? みなさんどうやって出会っているのでしょうか? 年下の男性と出会いたいです。(45歳)
特別ゲスト 石原壮一郎さんの回答
A. 「すべての男女交流は婚活に通ずる」
という言葉もなくはないと思うのです。
結婚相談所は年齢が上がるにつれて、相手が見つかりにくくなるのでしょうね。男も「若い女性がいい」とか好き勝手言いますしね。
おそらく、大人だからといってスマートな婚活をイメージしていると、なかなか上手くいかないと思うのですよ。むしろ、なりふりかまわない子供の婚活法を取るぐらいのほうが、成果が出るのではないでしょうか。というのも、出会いは日々多数ありますが、それを世間話をしただけの関係で終わらせるか、ご飯を食べに行くところまで持っていくかは、一重にスコッティさんの気合いにかかっていると思うからです。
若いときは、相手が自分の魅力に気づいて誘ってくれるのを待つ、というスタイルをとる人が多いでしょう。それは、自分から誘って断られるのが怖いから。もちろん年齢を重ねても断られるのは辛いかもしれませんが、「私にはのんびりしている時間はない、次よ次!」というふうに上手く切り替えられるのが、大人の強みではないでしょうか。
……という前提のもとオススメしたいのが、“男と遊びまくっている40代”を目指されることです。女性側が「婚活、婚活」と思っていると、男も何となくそれを感じて引くものです。でも遊びまくっている女性からのお誘いなら、「遊び相手の一人だな」と気軽に受け止め、誘いに応じるはず。そしてそこまでの関係性に持ち込めれば、中には交際に発展していくケースもあるのではないかと。遊びまくっている印象を持たれるなんて……と思うかもしれませんが、年下の男なら、年上女性に清純とか箱入りとか求めたりはしません。それよりも、酸いも甘いも噛み分けている経験値を求めてくると思うのです。
「すべての男女交流は婚活に通ずる」という言葉も、なくはないと思うんです。かすかな出会いを気合いで膨らませるのが大人の婚活なりと、声を大にして申し上げたく存じます。
- 石原 壮一郎(いしはらそういちろう)1963年生まれ。コラムニスト。月刊誌の編集者を経て、1993年に『大人養成講座』でデビュー。以来、『大人の女養成講座』、『大人力検定』、『大人の合コン力検定』など大人をテーマにした著書を発表し続けている。近著に『9割の会社はバカ:社長があなたに知られたくない「サラリーマン護身術」』(飛鳥新社)、『本当に必要とされる最強マナー』(日本文芸社)、『大人の人間関係』(日本文芸社)などがある。 この人の回答一覧を見る
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