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50代からのおしゃれ学。ベージュ・コーデをまったりさせない方法

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「年齢を重ねるうちに、ベージュが似合わなくなってきた」と感じている方も多いのではないでしょうか。ともすると、顔色がくすみ、全身がなんだかまったりとした印象になってしまいますよね? どうやってリズムやメリハリをつければいいのか、私なりのベージュ攻略法をご紹介します。

ワントーンコーデは「柄」でリズムを

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実は、同色系でまとめたベージュのワントーン・コーデは大人になってから好きになったスタイリングのひとつです。ベージュは気をつけないと、本当に地味な印象になってしまうので、私はプリント(柄)でリズムをつけるようにしています。柄ボトムだけでは上半身と下半身の印象が分断されてしまうので、顔回りには千鳥格子柄の大ぶりなピアスを投入。大きな面積と小さな面積で柄を散らすことで全身で見たときにトータルバランスをまとめることができます。

カットソー & ロングコットンニットカーディガン#Le pivot
パンツ#TOWAVASE
ベレー帽#sashiki

「鮮やかカラー+ツヤ感」でメリハリを

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思い切ってピンクを合わせると、全体がキュートな雰囲気に。装いの変化球としてオススメのアイディアかと思います。その場合は、パステル系の淡いピンクではなく、フィーシャ系の鮮やかなピンクを合わせるのがポイントです。さらに、ベージュがニットの場合は、合わせるピンクにはツヤ感がある素材を選ぶのがベスト。私はシルクのパンツを合わせました。色だけではなく、同時に素材感にもメリハリをつけるのもベージュをまったり見せないコツです。ちなみに、今回羽織っているベージュのカシミヤポンチョは花冷えの季節に大活躍。ストールのようにも巻けるので1枚あると便利ですよ。

岡本 敬子

アタッシェ・ド・プレス、「KO」ディレクター。文化服装学院スタイリスト科卒業後、スタイリストオフィスに入社。その後、大手アパレル会社のPR部門にて国内外のブランドのPRを担当。独立し、アタッシュ・ド・プレスとして複数のブランドを担当しながら、2010年に自身のブランド「KO」を立ち上げている。現在はnanadecorにて「KO」ラインを、千駄ヶ谷のショップ「Pili」のディレクションも手がける。instagram:@kamisan_sun


【岡本敬子さん刊行記念トークショー】
イベントはすべて事前予約制。詳細は各お店のホームページか、SNSにてチェック!

3/9 福岡 organ 
第2部16~17時はまだ予約可能です。(参加費¥2500/USHIOチョコレートのお土産付き ※要予約)

3/10 鹿児島 CHIN JUKAN POTTERY 喫茶室
「岡本敬子さんと岡本仁さん(編集者/私が大好きだった伝説の雑誌『relax』の元編集長!!)、ご夫妻によるトークショーです。本当に貴重な機会です。私も鹿児島入りしてしまう予感!!!」(大森)

4/6 札幌 sabita

 

『好きな服を自由に着る』

岡本敬子 著 光文社 1500円(税別)


流行りのものを追うだけが、お洒落じゃない。着心地が良くて自分が本当に愛せるものを、いつでも気持ちよく身にまとう。そんな大人は、いつだって楽しそうで、かっこいい。ファッション業界にもファンを多数持ち、あこがれの的であるアタッシェ・ドゥ・プレス 岡本敬子さんによる、初のスタイルブックがついに完成しました。天気や日差しによって着るものを決める。色や柄は大胆に使う。小物をピリリと利かせる。動きやすく快適、だけど上品。めくるめく敬子流コーディネートをたっぷり詰め込んで、ページをめくるたび、ファッションがもっと好きになる1冊です。


岡本さんのインタビューはコチラ>>