50代からのおしゃれ学。多色使いをスッキリまとめるコツ
よく「コーディネイトにたくさんの色を使っているのに、まとまって見えるのはナゼですか?」とご質問をいただくがあります。いちばん簡単なアイデアとしてオススメなのは、全身で取り入れている色すべて含んだ柄のスカーフを投入することです。逆に言えば、好きな色がたくさんの入ったスカーフを1枚持っておくとかなり便利ですよ!
白とベージュのグラデーションの装いに、さし色で「赤と青」の2色を投入。今回はスカーフの中にある「赤」を顔周りのピアスと足元の靴下でリフレイン。点在させることで、全身で見たときに不思議とまとまるんです。まずは、今回のようなベージュやグレー、ネイビーなどのベーシックカラーでコーディネイトのベースを仕上げて、小物やアクセサリーで多色使いをするとチャレンジしやすいかと思います。ちなみに、今回は、ワークウェアなイメージが強いオールインワンを着ています。全身が間延びして見えないよう、ロングコートとの間に白いジャケットをはさみました。シルエットが細身なものを選べば、意外にも大人っぽく見えるので、「コーディネイトがマンネリしてきたな」と思われる方は一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
【岡本敬子さん刊行記念トークショー】
イベントは事前予約制。詳細はお店のホームページか、SNSにてチェック!
4/6 札幌 sabita
『好きな服を自由に着る』
岡本敬子 著 光文社 1500円(税別)
流行りのものを追うだけが、お洒落じゃない。着心地が良くて自分が本当に愛せるものを、いつでも気持ちよく身にまとう。そんな大人は、いつだって楽しそうで、かっこいい。ファッション業界にもファンを多数持ち、あこがれの的であるアタッシェ・ドゥ・プレス 岡本敬子さんによる、初のスタイルブックがついに完成しました。天気や日差しによって着るものを決める。色や柄は大胆に使う。小物をピリリと利かせる。動きやすく快適、だけど上品。めくるめく敬子流コーディネートをたっぷり詰め込んで、ページをめくるたび、ファッションがもっと好きになる1冊です。
岡本 敬子
アタッシェ・ド・プレス、「KO」ディレクター。文化服装学院スタイリスト科卒業後、スタイリストオフィスに入社。その後、大手アパレル会社のPR部門にて国内外のブランドのPRを担当。独立し、アタッシュ・ド・プレスとして複数のブランドを担当しながら、2010年に自身のブランド「KO」を立ち上げている。現在はnanadecorにて「KO」ラインを、千駄ヶ谷のショップ「Pili」のディレクションも手がける。instagram:@kamisan_sun