先日、月に1回半年開催させていただいたsoup stock tokyo主催「おいしい教室」でのワークショップ「食からはじまる 暮らしの見立て方」が最終回を迎えました。
いつもメディアでは料理のレシピや撮影などを中心に活動させていただいている私ですが、今回は料理そのものではなく「食を中心とした暮らし方の話」を軸に、毎回器や花、盛り付け方など様々なテーマを設けました。

 

とてもステキな参加者のみなさんと一緒に暮らしを見立て、私自身も学びのある時間でしたので終わってしまってちょっとさみしい今日この頃です。

各回の内容について、soup stock さんがレポート記事にしてくださいました。

 

第0回 「器の選び方」
第1回 「盛り付けについて」
第2回 「心と身体を整えるお茶、飲みものについて」
第3回 「暮らしの中の花。とくに食卓の花について」
第4回 「身体をいたわるおやつのこと」
第5回 「和と洋のスープについて」
第6回 「香の物、漬けもの」
最終回のレポートはまだですが、様々な漬けものについてご紹介し、生活の中にどんな風にどんなものを取り入れたいかを探ってみました。


「暮らし方」というものは、その人その人の価値観に基づいているものなので十人十色。それぞれの魅力があると思います。

でも、意外と定番が決まってしまっていてマンネリになりがち。自分の定番があることはとてもステキなことですが、たまには違う価値観や新しい提案に出会って刺激を受けたり、アップデートしてみたり、逆に自分の定番の魅力を再認識したりすることも、また暮らしの楽しみだと思うのです。いいと感じるものに出会ったら、柔軟に取り入れたりチャレンジしてみることも大切。違うと思ったら、そこから修正したりやめてしまったって良いのです。
6回のワークショップを通して、いきいきとステキな笑顔でお話を聞いてくださったり、自分それぞれの魅力的な「見立て」をしてくださった参加者のみなさんの姿に触れ、私もそういうしなやかさをずっと持ち続けていきたいと感じました。

日々の暮らしにこそ、その人の生き方があらわれます。そしてまたそれがその人をかたちづくります。時間に追われて、私も二の次にしてしまうこともしばしばですが・・・(笑)。忙しい毎日の中でも、たまにはふと手を止めてその暮らしかたを見つめることを大切にしたいと思います。