長く生きているというだけで、やたらと上から目線であれこれ言ってくる人、アナタの周りにもいませんか? 腹は立つけど年上だけに言い返すこともできないし……。広告代理店営業ウーマンの先駆け的存在で、現在はプロデューサー、コメンテーターなど多岐に渡って活動されている飯野晴子さんは、そんな年上マウンティングをバッサリ斬っています!
うさぴょんさんからの質問
Q. 年上の人たちからのマウンティング、
どう対処すればいい?
職場や地域の集まりで、60歳以上の女性から皮肉を言われたり、命令口調で話されたりして不快に感じています。「目が細いわね」、「早く子どもを産んだ方が良いわよ」、「若い人がお酌すべき」など。黙って聞いているしかありません。年上だから偉い、年下には言いたい放題、と思っているように感じます。どうしたらいいのでしょうか?(40歳)
特別ゲスト 飯野晴子さんの回答
A. そんなレベルの低い人たちの言うことなんて
はあ、はあ、って流していればいいのよ。
歳をとると、「私、アナタの倍生きてるんだから」「経験豊富なんだから」といろいろ言いたくなっちゃうのよね。それをどれだけ抑えるか。私はそこに、その人の教養が出ると思っているんです。「子どもを早く」と言ったって、分別ある人なら「もしかしたら授からないのかもしれない」と思うかもしれない。それを想像できないなんて、うさぴょんさんの周りの女性たちは教養がないんだと思います。ましてや目の大きさがどうこうなんて、生きてきた長さと全く関係ない話じゃない。本当に教養を疑うわ。だからね、そんなレベルの低い人たちに何言われたって、「はあ、はあ」と言って流していればいいのよ。できることなら、付き合わないようにしてもいいと思いますよ。
私も若い頃は、ボスのおばさんにいろいろ指図されたものです。長く生きていると、皆つい“お局”をしたくなるのよね。でもそこに教養があれば、「年上だからといって偉そう言うのはよそう」と思うもの。そういう年上の女性もいっぱいいるはずなんです。だから、今の環境に懲りて、「おばさんは……」と一括りにしないでほしいとも思うの。まともなことを言う人もいっぱいいますから、そこはちゃんと見極めて耳を貸して、上手く自分の成長につなげていただけたら嬉しく思います。
- 飯野晴子(いいのはるこ)プロデューサー、コメンテーター、ブロガー。1943年生まれ。35歳で離婚後初めて就職。広告代理店営業ウーマンに道を開いた。ロエベ、フェラガモ、ポルシェ等数々のラグジュアリーブランドを担当。退職後は、都会と海辺の家を行ったり来たりしながら、企業や商品のPRプロデュース、TV番組の出演、セミナー講師、講演活動などさまざまな分野で活動中。アメーバブログでは、文化人部門で常に上位50位前後に位置するなど、ブロガーとしての人気も高い。また、ブログ読者の悩み相談を受けることから始まったワークショップは、週末を過ごす家で定期的に開催、全国から女性が参加し人気を博す。「チーム・ソルトン&セサミ」(2008年〜)の設立メンバーとしてチャリティ活動も積極的に行っている。(ブログはコチラ→http://ameblo.jp/iino-haruko/) この人の回答一覧を見る
- 山本奈緒子(やまもとなおこ)1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る
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