“カロリーが低く、運動と組み合わせることで効率よく脂肪が燃焼される”と注目が集まっている羊肉。今話題の食材ということもあり、最近では一般のスーパーでも購入ができるようになってきました。
しかし「羊肉っておいしく調理できるの?」「硬そう、臭いが気になる」と思われる方も多いと思います。そこで今回は、有名シェフたちのレシピを集めた『家庭で作るおいしい羊肉料理』から、東京都四ツ谷にある日本酒と創作料理の店「ろっかん」店主、福田健大郎シェフのレシピを紹介します。日本酒にもぴったり、和食で味わう羊肉も格別のおいしさです。

独特の臭みもなし!やみつきになる「羊のぬた」

 

 材料(2人分)
ラム肩ロースブロック……300g
塩……2~3g
九条ねぎ……2本
紅たで、もしくは穂じそ…適量 *あればでOK

芥子(からし)酢味噌
|白味噌……200g
|練り芥子……5g
|砂糖……15g
|酢……50ml
|卵黄……1個
|①白味噌を裏ごしする。
|②練り芥子をすり鉢ですり、白味噌、砂糖を合わせてよくすり混ぜる。
|③酢を少しずつ加えて、程よい硬さにのばし、味を調える。これをベースにして、使用する分量だけを取り分け、その都度適量の卵黄を混ぜる。 *市販の芥子酢味噌でもOK

 作り方 
1.羊肉に塩をまんべんなくまぶし、室温に戻す。
2.密閉袋に入れ、空気を抜き約65℃の湯の中で50分火を入れる(低温調理)。
3.2を冷蔵庫で約1時間しめて、熱したフライパンで表面を焼きスライスする。

冷蔵庫から出し、切ったところ。(写真は中面を見せるために切っています。実際は切らずに焼くこと)
火は中まで通さないこと。

4.九条ねぎを一口大に切って、湯がいて冷水に浸し、ざるにあげてから水分をふき取る。
5.皿に4の九条ねぎを並べ、3の羊肉を薄切りにしたものを盛り、芥子酢味噌をかけ、あれば紅たでや穂じそをあしらい完成



今回紹介した料理は、「ジンギスカン以外の調理法を知りたい」という声に応えたレシピ本『家庭で作るおいしい羊肉料理』にも掲載しています。本書では、今活躍中の星付きシェフや予約困難店の4人のシェフが考案した絶品羊肉料理を掲載しています。一流レストランのお店の味が家庭で再現できるレシピを集めました。ご家族や友人、彼・彼女から絶賛されること間違いなしです!

 

『家庭で作るおいしい羊肉料理』

著者 監:菊池 一弘 監:羊齧協会 1500円(税別) 講談社

今、羊肉と美容・ダイエットの関係に注目が集まり、Lカルニチン(脂肪燃焼物質)の豊富な羊肉のブームが今きています。さらに、ブームを牽引するのは一般のスーパーで手に入りやすくなったこともあげられます。本書ではジンギスカン以外の調理法を知りたいという声の高まりに応え、家庭でできる絶品・おいしい羊肉料理を一流のシェフたちに紹介してもらいます。

『家庭で作るおいしい羊肉料理』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>

福田 健大郎(ふくだ・けんたろう)

ろっかん店主。サラリーマンを数年経験した後、日本酒を扱う仕事に興味を持ち、和食見習いから始める。地方を旅して生産者や職人さんたちとの交流を通し、発酵食品や熟成酒、羊肉を扱う店として地盤を築きながら2019年5月で6年目となり、予約必至の超人気店へと成長する。


監修:菊池 一弘(キクチ カズヒロ)
羊肉の消費者団体、羊齧協会代表。月例イベントは6年連続満員御礼。100席のチケットが3時間で売り切れる。会員数は全国に1700名。年に1度の羊愛の祭典「羊フェスタ」は3万人を動員する。本業はコミュニティ作りのプロとして各種団体のアドバイザー&講演を行う。業界へ好意的第三者として消費者の意見を届ける団体を作るのがライフワーク。株式会社場創総合研究所 代表取締役/一般社団法人来来県代表理事/オージーラムPR大使(ラムバサダー)/ 麻辣連盟(四川料理の消費者団体)幹事長などをあわせて務める。

写真/渡辺充俊(講談社)

出典元:https://kurashinohon.jp/1054.html

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