史上最長クラスのGWも、ついに終わり。この10日間で「普段よりもちょっと(いや、かなり?)お金を使ったなあ」と少々反省している人も多いのではないでしょうか。

GWが終われば、いつもの日常がやってきます。外食や買い物、移動などで気軽にお金を使っていた気分をそのまま引きずってしまうことに要注意。お金が貯められない人まっしぐらになってしまうから。

ここは一つ、気持ちを引き締めていきましょう。

今回は、平常運転に戻してお金を貯められる人になる……そんなスキルを3つ紹介します。

スキル①がんばる「矛先」を変えてみる


とはいっても、いつもの生活に戻って慌ただしい毎日。休日の楽しい疲れも残っているなか、「GWにお金を使いすぎたから、節約しなければ!」なんて思うのはつらいもの。
おすすめは、がんばる「矛先」を、節約から少しずらしてみることです。

休み明けは、(私を含めて)多くの人が、いつもより食べ過ぎて、少々サイズアップしているのでは?

そこで「ダイエットをして、サイズを戻そう」と思ってみるのです。外食や気軽に口に入れるスイーツを減らし、時にはサラダとスープだけにするのも手。カロリーと同時に、出費も抑えられます。
ただし「エステに行こう」「ジムに入会しよう」とお金をかけるのは避けて。まずはお金をかけずに、身近でできることから始めるのがコツです。

それ以外に、「部屋を片付けよう!」もおすすめ。モノをたくさん持っていることを実感すれば、ひとまず物欲は抑えられますし、むしろ不要なものをお金にかえることもできます。
 

スキル②家計管理アプリを入れてみる


そもそも、ふだん自分がどんなものにお金を払っているか、わからないという人は多いもの。
そこで、マネーフォワード MEZaimなどの家計管理アプリをスマホに入れて、銀行口座やクレジットカード、電子マネーなどを登録してみましょう。

そして現金をなるべく使わないキャッシュレス生活にすれば、自動的に出費が集約されます。多少費目のズレは生じますが、自分がどんなものにいくら使っているか、外出先でスマホのアプリ内で確認できるようになります。家計簿をつけるのは気が重いけれど、アプリの登録なら一度やってしまえば、あとは自動です。
時々チェックしてみて、自分がどんなものにお金を使っているかを確認しましょう。自分にとって価値のあるものならOK、そうでなければできるだけ削っていきます。

ただし、家計管理アプリの「セキュリティが怖い」という方もいると思います。これらの家計簿アプリは、アプリ側に預けるパスワードは、銀行などの残高や入出金の情報がわかるものだけで、どこかに出金されてしまうことは、基本的にはないとのこと。(資金移動をする際には、別途パスワードが必要なので)。

とはいえ、セキュリティに「絶対」はないので、心配な方は、登録する銀行口座は普段づかいのものだけにしておき、貯蓄専用口座は登録しないというのも手です。

 
 

 

スキル③日常に慣れるまでは「無理をしない」


ムダな出費を減らすことは大切。ですが、無理は禁物です。
お金との付き合いは一生続くので、「節約なんてつらい」「やっぱり貯蓄は無理」「我が家はやっぱりお金が貯められない」なんて思ってしまうことは、避けなくてはなりません。
いくつになってもきれいな人が、きれいでいることをあきらめていないのと同じように、貯蓄もあきらめないことが大事です。

「無理かも……」と感じたら、節約をしすぎなのかもしれないし、好きなものを我慢しすぎているのかもしれない。
「自分にとって本当にムダなところだけ」に絞って、削っていきましょう。


以上、長いGW明けに日常に戻って、「貯まる人」になるためのスキルを3つお伝えしました。まずはこのGW明けの1週間を乗りきりつつ、少しずついつもの生活に戻していきたいですね。

文/西山美紀
構成/片岡千晶(編集部)