日本の人手不足から私たちが考え直すべきこと

日本はゴールデンウィークで10連休中ですね。ただ私が住んでいるシンガポールではあまり関係ないので、先週は「ゴールデンウィーク中の原稿を早めに出してほしい」と言われていたのをすっかり忘れ、催促の連絡をもらってしまいました。

連休になるともちろん遠出ができるなどのメリットもあると思います。一方でサービス業など、連休中も稼働するところでは、人手の確保に苦戦している企業や店舗もあるのではないでしょうか。

先日シンガポールで、子どもの誕生日祝いのためのカップケーキを注文していました。お店で受け取った後、すぐに子どもの学校に持って行く予定だったのですが、たまたま取りにいった時間帯に店先にかかげられてたのは「Will be back in 30 minutes」の札……。

はたしてこれが29分前からあったのか、1分前に置かれたのかもわかりません。焦りました。

……が、これはシンガポールではたまに遭遇することです。例えばH&Mのようなチェーン店でも、昼休みに店員さんがランチをとっている間、あるいはトイレに行く時に、こういう札をかけて、その時間だけ店を閉めてしまうのです。誰も文句は言いません。

この日は15分ほどで店員さんが戻ってきて、なんとか息子の学校が終わるまでにカップケーキを届けることができました。が、最後にかなりバタバタしたので、次からはもう少し余裕を持って動こうと反省しました。

日本もこれくらいのゆるさがないと、人手を確保できない店舗や企業が潰れてしまいそうです。一部コンビニエンスストアでは24時間営業を見直す動きなども出てきているようですが、この慢性的な人材不足には私たち消費者側が多少意識を変えることも必要だと思います。

連休中、人手不足から多少サービスの質が低下しているように見える場面に遭遇しても、どうかお互い寛容でいられますように。

ゴールデンウィークも後半ですね。よい休日をお過ごしください。