jjnonさんからの質問

Q. 50代です。大きい目を活かしたメイクを楽しみたいのですが、今っぽいシンプルなメイクには物足りなさを感じます。アドバイスを下さい。


50代になります。私の顔立ちはどちらかというと派手な方で、顔のパーツでは特に目が大きいです。美容部員さんにメイクの相談をすると「目は十分大きいのでアイメイクは最小限にし、リップカラーで楽しむ方がいいですね」と言われますが、もともとメイクが好きなので物足りなく感じてしまいます。以前はアドバイス通り、目元はくすみ取りのベースカラーとツヤ程度のラメやパール、細めに締め色、細くアイライナーにし、リップを華やかなカラーにしたこともありますが、目元を引き算してもやはり目と口が喧嘩してしまいます。
昨年、髪に細くハイライトを入れて明るめにしたこともあり、あまりシンプルなメイクだと顔が締まらないように感じています。アドバイスがあればお願いします。



美容家・小林ひろ美さんの回答

A. くっきり・ハッキリメイクは卒業しましょう。50歳からのメイクは「ツヤ」も足して!

 

大きな目を活かしたメイク、私は大賛成です。ですが、メイクがTOO MUCHになるのはNG。アイシャドウ、ライナー、マスカラの“てんこ盛りメイク”は、逆に老けて見られてしまいがちです。理想的なのは、「ハッピーに見えること」。そして、まわりの人たちに気を遣わせないメイクを心掛けることが大切ですね。
今回は、私自身も取り入れている2つの簡単なメイクテクニックをご紹介します。



そこで大人のメイクに取り入れて欲しいのが「ぼかしテクニック」。例えば、アイライナーなどの「ライン」メイクは線を描いた後、綿棒やチップを使ってふわりとぼかすこと。スポンジについたファンデーションを上からポンポンと付けるだけでも目立たなくなります。
また、アイライナーやアイブロウもブラックではなく、ダークブラウンやチャコールグレーなどの色に変えるだけで印象が変わります。


そして、50歳から取り入れて欲しいのは「ツヤ」メイク。頬、目元、口元のどこか1~2箇所にキラリと光る要素をプラスしてください。
肌にツヤを仕込むなら、パール剤の入った化粧下地、またはツヤの出しやすいリキッドタイプのファンデーションを。スポンジでトントンと叩くように塗ると透明感のある自然なツヤ肌が完成します。仕上げは練りチークを。パウダーチークよりもジュワッとした血色感とツヤが出るので便利ですよ。

目元にツヤを持たせる場合は、パールや細かなラメが入った発色の良いキレイめアイカラーがおすすめです。ですが、“目元だけ頑張っています!”ようなメイクにならないよう気をつけて。チップやブラシを使って中央から目尻に向かってぼかすと、ふわっとした優しい印象になります。

口元をツヤで強調したい場合は、ツヤリップ、またはグロスを唇の中央部分に多く塗りましょう。全体的にグロス感が強く出てしまった場合は、軽くティッシュオフしてバランスを取ってくださいね。

PROFILE
  • 小林ひろ美さん/美容家美・ファイン研究所/リバイタライズサロン クリーム 主宰 大学卒業後、輸入業や翻訳、企業の通訳業などを経て、美容家である母・照子と㈱美・ファイン研究所を設立。海外での生活体験を元に、多面的な視点からのより心地良いライフスタイルを提案。納得の理論と簡単で効果的な美容法は幅広い年代の女性の支持を集め、身近な物を使ったアイデア溢れる美容法にも定評がある。テレビ・女性誌を中心に活躍中。 この人の回答一覧を見る
 取材・文/長谷川真弓 

 

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