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“常に女性が受け身”がセックスレスを生む。まずは、自分の身体を理解することから

セクシュアル・アメニティ・ブランドのbda ORGANIC(ビーディーエー オーガニック)が、専門家や医師を招いて大人の女性のセックスについて学ぶ「セクシュアル・ヘルス塾」を開講。
4月に行われた第1回目は、ラブライフアドバイザーのオリビアさんが「いまさら聞けない、大人の性教育」をテーマにレクチャー。ミモレ世代の大きな関心事である“セックスレス問題”の話題を中心に、その講義内容をレポートします!

レギュラー講師をつとめるオリビアさんは、“女性が幸せになるセックス”のための情報発信とスクール運営を行うラブライフアドバイザー。現役のセラピストとしての顔も持ち、大学卒業後にリラクゼーション業界でセラピストとして就職していた際に、アロママッサージやベビーマッサージ、認知症緩和のためのタッチケアなどを学んだことで、人生におけるスキンシップの重要性を痛感したそう。


“常に女性が受け身”のセックスが
セックスレスを生む


定員を超えるほどの応募があったというこの日、会場は開演前から大変な熱気。今回は初回ということで、オリビアさんの自己紹介からスタート。
今でこそ、女性向けメディアがセクシュアルな特集を組むことは珍しくなくなりましたが、オリビアさんが性の情報を発信し始めたのは、10年以上も前のこと。大学時代に「女性のセルフプレジャー」をテーマとした卒業論文を書いたことで新聞に掲載されるほど注目を集め、その後、2007年頃からは“女性が幸せになるためのセックス”にまつわるコラムを執筆し始めたそうです。

当初は中高年向け男性誌の仕事が大半だったそうですが、ここ数年は女性向けメディアやファッション誌からもたびたび取材依頼の声が掛かるように。セックスの悩み相談の企画も多いなか、実感しているのが、セックスレスの低年齢化。
「子どもをつくりたいけれど、結婚前からセックスレスなのでどうしたらいいか」といった内容の相談も少なくないのだとか。半数以上の夫婦がセックスレスと言われている40〜50代だけでなく、若年層もセックスレスに悩んでいる事実。
オリビアさんは、セックス離れが進んでいる原因の根本的な部分には、日本の女性がセックスの行為そのものや快感を“相手から与えられる受動的なもの”と捉えていることがあるのではないかと推察します。

「これだけ多様な価値観が生まれている現代でも、ことセックスに関しては“男性が女性に欲情することで始まり、男性側がリードするもの”という固定観念が根強い気がします。
でも、そんな思い込みはセックス離れを後押ししてしまうことに。男性から誘われることで始まるセックスが当たり前になってしまうと、男性が誘ってこなくなった時、女性側に『セックスしたい』という気持があっても誘えなくなってしまうのです。
また、女性には“男性から性的な存在として認められてこそ、女性としてのアイデンティティを維持できる”という刷り込みもあるよう。だからこそ、自分から誘うのは恥ずかしかったり、はしたないと感じたり、プライドが許さなかったりするのです。そのうえ女性はセックスにおいて“相手との良好な関係を壊したくない”という気持ちが強い傾向も。
あまり積極的に誘うのは相手に引かれてしまうのではないかと、とても不安になってしまうんですね」

オリビアさんは、多くの女性たちからセックスの悩み相談を受けるなか「最近の傾向として、オーガズムにヒエラルキーが生まれている気がする」とも感じているそう。「10〜20年前は単に『イクという感覚がわからない』という相談が多かったのですが、ここ数年は『“外イキ(外陰部の刺激によるオーガズム)”はできるけど“中イキ(膣の刺激によるオーガズム)”はできない』とおっしゃる方が増え、悩みが細分化してきています」
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