こんにちは。今日はメイクのお話です。
相変わらずNetflixの『ル・ポールのドラァグ・レース』ばかり見続けて、美しいクイーンたちから何かを学んでいる私(笑)。
彼女たちのメイクは日常生活にはそのまま使えないものの、その美への情熱には明らかに目を見張るものがあると信じている今日この頃です。
クイーンたちは元が男性ということもあり、「美しくなりたい!」という気持ちが強く、その健気さに自分も考えさせられます。
そんなマインドを見習い、自分のメイクも見直してみました。
というのも最近、アイラインやリップライナーなどの“線モノ”を足してみた結果、「あっ、これってお習字に通じるものがあるな」と感じていたのです。
眉、アイラインなどの“線”を書く際に、「子供のころお習字で習った“とめ、はね、はらい”を応用できないか?」と思いついたのです。
例えば……
アイライナー→流れるような美しい線が欲しい=“はらい”
キャットラインなど印象的な目元にしたい=“はね”
眉→ハリウッドの女優さんのようなエレガントな印象の線を描きたい=“はらい”
リップライナー→唇の形を魅力的な立体に見せるフォームが欲しい=“とめ”
というイメージ。
ちょっと飛躍してるかもしれませんが、よく考えるとリキッドアイライナーは筆ペンみたいだし、いけるかも?とちょっと線の書き方を意識してみました。
線の“終わり方”を意識するだけで全然メイクのクオリティーが違う(はず)!
顔の中で“終わりのある線”と思われるものはこの3つ。
これに習字を当てはめてみるとこんな感じ。
いかがでしょうか?
今こそ昔の習いごとを応用するとき……というのは冗談ですが、これに気がついてネットで検索したらこんな言葉が出てきました。
“書道には、とめ・跳ね・払いという動作があるが、これをきちんとできるかできないかで字に締りがあるかないか、字から放つオーラが変わる”
なるほど。では「メイクもそう?」と日本人ならではの心で丁寧に書くようにしています。
まずは、眉毛の“はらい”から。
人それぞれ眉の形は違うと思うのですが、眉尻の最後を流すように書くだけでメイクに品が出るような……。
というのも私もイベントの時など人前に出る時は自然とメイクが丁寧になるので、この方法を使っていたのです。そうすると、丁寧さが人に伝わるのか「眉毛は何を使って書いていますか?」などの質問をいただくことも多々。
やっぱり書き方で雰囲気に差がでるのだと思います。
ポイントは、骨格に合わせた流れで描くこと。
いろいろ試して練習あるのみ。
次はアイライン。
私はきれいにアイラインを描きたいときは、黒やネイビーのパウダーアイシャドウで、まず筆を使ってガイドラインを描き、その上からリキッドを重ねて線を流します。
これ、ちょっとしたことですがラインがヨレにくくなるのでおすすめ。
そして、ここでは目尻のキャットラインに限定しますが、「なんだかちょっと描きたいラインとずれた」と思ったら綿棒の登場。
いらないところはイラストレーターの容量で「ピン!」と消してはねさせたラインを作ります。
最後に、私もまだ初心者のリップライン。
でもやると全然違うしなんだか気分がいいものですね。
上唇の山は“とめ”の容量で濃いめに描き、下唇のはみ出したところはこちらも綿棒で修正。
これ、あのジャンヌ・ダマスもやっている方法!
彼女はラインは使わず赤いルージュを手でなじませてから、いらないところを綿棒でオフしていました。
これをリップラインにも応用。やるとファンデとの境がくっきりして輪郭がはっきりします。
これで完成です。
気をつけたのはこの3点のみ。
お習字メイクの“とめ・はね・はらい”に気をつけただけでこんな効果があるのでは?と感じております(福本調べ)。
いかがでしたか?
絵や書道と同じで描いてる時のマインドが雰囲気に出る“線系メイク”。
お習字風に丁寧に書くと意外とモチベーションが上がります!
簡単にできるので試してみてください。
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