いったいいつ寝てるの?なんてよく言われるほどショートスリーパーな私。

寝よう、と思えばすぐにストンと寝落ちて、目覚まし不要で朝4時台に気持ちよく目が覚めるから、だいたい4時間くらいが平均睡眠時間。

ということは、人生の1/3以上を睡眠に費やしている、なんていうけれど、私は1/6。

ということは、これまで起きている時間のことだけを考えれば、私はもしかしたら70代の方と同じくらいの経験値なんじゃないか。

なんてくだらないことをタクシーの移動中にひとり考えていたら、”睡眠”という貴重な時間に過ごす服について無性に書きたくなった。

実は私にとって、子育てをきっかけに大きく変わった装いナンバーワンが眠るときの服。

それまではカットソーのワンピやセットアップなど、カジュアル服の延長のようなものを着ていたけれど、我が子が幼稚園に入る前あたりに、すべてパジャマにシフトした。

そもそものきっかけ は、母親(本当は両親がベスト)が夜にパジャマに着替えることによって、子どもがそろそろ寝る時間だということを目で理解し、自然と夜モードへとスイッチが切り替わるようになるという話を耳にしたから。

その真偽は分からなくとも、情操教育にも良さそうだしやってみよう!とすぐに当時手に入るパジャマを隅々まで調べ、大人になってからは初めて「パジャマらしいパジャマ」を手に入れた。

実際、パジャマ生活を始めてみると、子どもへの影響だけでなく、思った以上に自分自身の気分がいい。

外に着ていく服の高揚感とはまた違った、ふっと緩んで心が満たされているような感覚。
現実は決して優雅な夜なんて過ごせているわけじゃないのに、パジャマに着替えるとなぜか少しだけ、気持ちに余裕ができる。

“これでいっか!”じゃなく、“今日はどれを着ようか”というワクワクもあって、大切な日の前夜は特別なパジャマににんまりと至福の表情で袖を通す、なんていう選択肢ができちゃうのも嬉しい。

良いことがあった日も、嫌なことがあった日も、眠る時間のためだけに厳選したパジャマと共に眠れば、目覚めたときの気分もなんだか違う気がする。

こんな贅沢感に味をしめ、気づけばパジャマ歴はもう7年ほど。

いつか、睡眠の質にも美容にもいいと言われるシルクのパジャマを“毎日”纏ってベッドに入る生活を送れるようになることが小さな夢。

今の私には乾燥機の使えないパジャマを日常使いするほどの気持ちや時間の余裕をまだ持ち合わせていないけれど、今夜もお気に入りの一枚に着替え、心身ともにリセットさせます。

さて、皆さんはベッドに入る時、どんな服を纏っていますか?眠る時のこだわりアイテムはありますか?

旅にも必ず持っていくお気に入りパジャマラインナップの一部(右の新入りさんはトップスを洗濯中です笑)。パジャマらしいパジャマは、ずっとそのまま過ごすわけにもいかないから、1日家で仕事をする予定の日だって、朝さっと外に出かけられる服に着替えるきっかけになることも、本来ぐーたら気質の私にぴったりです。