【ボーナスが増える預金術】ネット銀行のキャンペーン金利なら普通銀行の200倍!_img0
 

梅雨入りとともに、ボーナスシーズンですね(私は自営業で、もう15年ほどボーナスはありませんが、なんとなく気分がウキウキします)。

ボーナスシーズンにあわせて、ネット銀行などで定期預金の金利アップキャンペーンが行われることをご存じでしょうか。これが、思ったよりも高い金利なので要チェックです。

メガバンクの普通預金の金利は、通常0.001%ですが、ネット銀行のキャンペーン金利なら、1年ものの定期預金で0.2%などもあります(いずれも税引き前)。

少し前に三菱UFJ銀行で、新規に口座を開設する際、原則として紙の通帳を発行せずに、PCやスマホ、タブレットで見る「デジタル通帳」をすすめるというニュースも話題になりました。ネット銀行だけでなく、一般の銀行でも今後どんどんペーパーレス&WEB化が進んでいくでしょう。

メガバンクの普通口座しか持っていない方も多く、「ネット銀行をはじめてみたいけれど、時間がない」「忙しくて、つい後回しに…」という声をたくさん聞きますが、これを機にぜひ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
 

メガバンクの普通預金金利と比べると、200倍?


以下、代表的なネット銀行のキャンペーン金利をお伝えします。
(いずれも1年満期の定期預金の金利、税引き前、6月17日時点。金利は変わることがありますので最新情報をご確認ください)

●住信SBIネット銀行(2019年9月1日まで)・・・0.2%
●ソニー銀行(2019年8月31日まで)・・・0.15%
●楽天銀行(2019年7月16日まで)・・・0.11%(6か月定期預金なら、0.12%)


住信SBIネット銀行の金利0.2%なら、100万円を1年間預けると、2000円(税引き前)の利息がつきます。

メガバンクの普通預金のままなら、0.001%なので、100万円を預けても10円(税引き前)。

人によっては、2000円程度なら「ちょっとランチに行ったら、すぐになくなる金額」と小さな違いだと感じるかもしれませんが、お金が貯まる人はそんな小さな違いにも敏感です。なぜならお金を貯めていくことは、小さなお金の積み重ねだからです。

「ネット銀行をひらくこと」「お金に関して、新たな情報を得ること」「預け先に敏感になること」などの習慣の変化によって、お金が今まで以上に貯まるようになるでしょう。

ちなみに私は、この時期に1年ものの定期預金に預けたら、「元利自動継続」にしています(満期の後にどうするか、自動解約、元本自動継続、元利自動継続から選べます。自動解約は、満期後にお金が全部普通預金に入ります。元本自動継続は、利息だけが普通預金に入り、預けたお金が再び定期預金になります。元利自動継続とは、利息もあわせたお金が再び定期預金になります。お金を貯めたい人は、ラストの元利自動継続がおすすめ)。

毎年、同じ時期に金利キャンペーンを行っていることが多く、預け替えるのが面倒なので、「元利自動継続」にしておけば、利息もまとめて自動的にその時期の金利で預けることになるというわけ。私のように、ものぐさな人にも便利です(ただし、銀行によって毎年のキャンペーンの時期がずれるほか、自動継続の際に再設定しないとキャンペーンに参加できない場合もありますのでご注意ください)。

普段使いの口座とは別の口座を作ることで、「貯蓄」として分けられる点もメリットです。
ボーナスが出る方は、3分の1から半分くらいを、先にこちらに預けてしまい、残りを使うようにすると、しっかり貯まるのでおすすめです。

新規口座開設には2週間程度かかるので、選ぶネット銀行によっては、キャンペーン期間中に間に合わないかもしれません。でも、今のうちに口座開いておけば、次のキャンペーン(冬のボーナスの時期にもよく開催されます)で満を持して預けられます。

お金に関する情報は多岐にわたるため、「お金の話は難しい…」と思われるかもしれませんが、投資に詳しい人でも、実は最初の一歩は「ネット銀行の定期預金を始めたこと」だったりするのです。

こちらのコラムを読んでいただいたのも何かのご縁。まだネット銀行の口座を持っていない方は、ぜひはじめてみてはいかがでしょうか。

文/西山美紀
構成/片岡千晶(編集部)

 

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