スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

答えを先に言っちゃおうっと。
まず、ウエストと太ももを締め付けないデザインであること。
ウエスト、太ももがタイトに覆われていると、人は「暑さ」を、より感じます。
真夏にデニムが暑いのは、このパートが締め付けられているから。
ウエストと太ももをゆるっとしたラインで包んであげるだけで、体感温度と不快指数はぐっと下がります。

そして、天然素材を選ぶこと。
コットンやリネン。そして「洗いをかけたシルク」なんかもオススメです。
天然素材は吸湿性、速乾性に優れ、呼吸をしてくれます。リネンに至っては、体内に溜まった電磁波をリリースしてくれる効果も。
服、だけでなく、ワンピースやカットソーのインナーに、シルクのキャミソールを着ることも。
暑いと薄着、薄着になりがちですが、「屋内と戸外の気温差を身体ができるだけ感じないようにすること」が大切。屋外の灼熱地獄と、室内の「異常な冷え」を行ったり来たりすることで、自律神経がやられてしまうので、それをできるだけ避けたほうがベター。
今のような梅雨時期から天然素材を着続けることで、夏バテが抑えられる、という婦人科の先生もいるくらいです。

なので、毎日私は「天然素材生活」です。

というわけで、最近の天然、かつゆるりとしたコーディネートをご紹介します。

ゆるっとさせて「素朴婦人」にはなりたくないので、
例えば大ぶりのジュエリーをつける。
赤の口紅を忘れない。
カゴバッグはセカンドバッグにして、レザーのかっちりしたバッグも持つ。

などの工夫を。
まだまだ続く湿気、暑さに負けず、夏を楽しみましょうね!


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大草 直子

これはパリでの服。トップスはマジェスティックでコットン。スカートはシルクコットンでパリで買いました。ウエストはあえてゆるめを買って、おとしてはいています。
こちらも上下コットン。ウエストは締まっているように見えますが、ゴムです。トップスはアメリカンヴィンテージ、スカートはスリードッツです。バッグはアヴァケーション。

コットンシルクのワンピース#パリで購入したモモニ
白のバッグ#マルニ
サンダル#ティキーズ

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