「お金持ちは、お金についてどんなふうに考えているの?どうつきあっているの?」というミモレ編集部の疑問から生まれたインタビュー企画。マネー業界のトップの方々に「お金持ちのお金の価値観」についてじっくり伺っていきます。
今回ご登場いただくのは、ファイナンシャルアカデミーグループ代表の泉正人さん。「お金の教養」を学べるスクール運営を行っている泉さんに、マネーコラムニストの西山美紀と編集部員の片岡が話を伺いました。
<今回お話を伺ったのは……>
泉正人さん
ファイナンシャルアカデミーグループ代表。一般社団法人金融学習協会理事長。2002年にファイナンシャルアカデミーを創立し、代表に就任。身近な生活のお金から、会計、経済、資産運用に至るまで、独自の体系的なカリキュラムを構築。東京・大阪・ニューヨークの学校運営を行い、「お金の教養」を伝えている。著書に『お金の教養』(大和書房)、『お金原論』(東洋経済新報社)他多数。
――泉さんは、以前は「お金」とは全く違う分野のお仕事をされていたと伺いました。
泉正人さん(以下敬称略):はい、以前はIT関連の仕事をしていたのですが、個人的なお金の運用を考えたときに、なかなか“答え”が見つからなかったんです。どうやってお金を増やしていったらいいのかがわからない。それで、当時出ていたマネー本を250冊読みあさりました。株や貯金、不動産、先物取引など、あらゆるマネー本を読みました。
それと並行して、マネーセミナーも聞きにいきました。証券会社などが開催しているセミナーを中心に、50本は行ったと思います。
――相当なインプット量! 何か見えてきたことはありましたか?
泉:はい、たった一つだけ答えが見つかったんです。何だと思いますか?
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