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おしゃれ迷子から脱却するにはトレンドから距離を置く

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10月9日発売予定のスタイリスト川上さやかさんの初の著書『おしゃれになりたかったら、トレンドは買わない。』。一瞬、ドキリとするタイトル。第二回の記事でも紹介しましたが、今回は「トレンドは買わない」とは実際にどういうことなのか、川上さん本人に聞いてきました。

 


トレンドに飛びつくのをやめたら、おしゃれ迷子から脱出できる!

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ジャケット/オドラント カーディガン/ユナイテッドアローズ スカート/アルアバイル バッグ/ベルメール 靴/ピッピシック 時計/カルティエ

「本のタイトルが『トレンドは買わない』だと言ったら、周りの人からどういうことかとたくさんの質問を受けました(笑)。なので、ここでこの本のタイトルに込めた、私の思いを紹介したいと思います。

この『トレンドは買わない』とは、何年も同じベーシックなアイテムだけを身につけていればいいということではなく、“流行り始めたばかりのトレンドにすぐには飛びつかない”ということ。そのトレンドアイテムが、自分の中では冒険アイテムだなと思ったら、すぐには買わない。一旦距離を置いて、様子を見るのがいい。それを伝えたくて、このタイトルにしました。

流行り始めたばかりですぐに飛びついてしまうと、流行りものにただ振り回され、その結果、おしゃれ迷子を招く原因になるのだと私は強く思っています。

だから、トレンドは、1シーズンは見送り、2シーズン目もそのアイテムの人気が継続していたら買うのが正解。目新しかったアイテムも2シーズン目になると、各ブランドが微調整をして、だいぶ着やすいアイテムへと進化しています。2シーズン目以降のアイテムは、もはやトレンドではなく、新たなベーシックアイテムへと昇華していると言っても過言ではないからです。

たとえば、今季人気のブラウンについて考えてみましょう。ブラウンは去年の秋冬から話題になり、今年も人気が継続しています。昨年では手持ちのアイテムと馴染みづらかったブラウンも、今年になると見慣れてきて、ブラウンに合わせやすいアイテムの色バリエーションも増えています。このように、流行りかけをいったん見送ることはメリットしかありません。

私自身を含め皆さん、お給料や日常生活の時間の多くをファッションに注ぎこめる訳ではありません。おしゃれにさける時間と予算を効率よく使って、おしゃれを楽しむためには、トレンドを一旦俯瞰の目で見ることが大切だと心から思います」

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本書では、ベーシックでシンプルなお洋服でも今っぽくあか抜けて見えるコツやコーディネートの考え方ご紹介しています。

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<新刊紹介>
『おしゃれになりたかったら、トレンドは買わない。』10月9日発売予定
著者 川上 さやか 1450円(税別) 講談社

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【目次】 「おしゃれ迷子を脱する4つの発想の転換」「おしゃれってこういうこと」など買い物以前の心得から、「プチプラ、セール活用術」「仕事服」「失敗しないアイテム選びの極意」など、ベーシックでシンプルなアイテムだけでおしゃれに見えるコツを丁寧に解説します。
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撮影/目黒智子、坂根綾子
スタイリスト/川上さやか
ヘアメイク/桑野泰成(ilumini.)
構成・文/高橋香奈子、川端里恵(編集部)

 

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