新刊『もう通勤服に悩まない』がリリースされた、人気スタイリスト小山田早織さん。働く女性たちの悩みを解決する小山田流メソッドを選りすぐってご紹介します。明日からのオフィスコーディネートの参考に、ぜひご覧くださいね。

まずは、小山田さんが働く女性たちの悩みに応えながらスタイリングした経験をもとに導き出した、“毎朝の通勤服選びのコツ”について。明日からすぐに実践できて、ちょっとの工夫で「なんか素敵」に見える、簡単でささやかなヒントが満載です。
 

 

1.スーツ色のシャツがあればジャケットいらず

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「スーツ色」とは、ビジネスマンが着ているスーツにしばしば使われる、ネイビーやグレーなどの色のこと。どんな相手に対しても信頼感と清潔感を与える、ビジネスシーンにおける魔法の色です。そんなスーツ色を、シャツで取り入れることで、ジャケットほど堅苦しくなく、ジャケットに負けないオーラを纏うことができます。白シャツより汚れが目立ちにくく扱いやすいのも嬉しいメリット。シーズンレスで着回せるので1枚持っておくと重宝します。
 

2.ブラウンはオフィスコーディネートの“新定番色”

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ベーシックカラーでありながら、黒や白に比べると、誰もが着る定番色とは言い難いブラウン。ですが、今年はトレンド色として注目されており、ぜひトライして欲しい色です。ブラウンをワードローブに取り入れることで、制約のある通勤服でも着こなしの幅を広げることができます。たとえば、ブラックと合わせるとモードでモダンに、ダークグリーンやボルドーを合わせるとクラシカルな雰囲気を演出してくれます。また、ベージュやライトブラウンを合わせてグラデーションで着こなすと、今年らしい洗練された印象が作れます。
オフィスコーデをさりげなくアップデートしてくれるブラウンは、大人の女性におすすめしたい“新定番色”です。
 

3.ジャケットはインナー次第で印象が変わる

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ジャケットコーディネートの印象は、実は合わせのインナーによるところが大きいのです。
たとえば、Uネックのブラウスやカットソーを合わせた場合は、シャツを合わせるよりも柔らかで女性らしい印象に。Vネックなら、フェイスラインをよりシャープに見せてくれます。また、秋冬はハイゲージのタートルネックを合わせると、ジャケットをほどよくカジュアルダウンでき、こなれ感がアップします。もちろん防寒性も◎。
合わせのインナーは、ベーシックカラーを可能な限りで何色か揃えておくのをおすすめします。同じジャケットを着ていながらも、予定に合わせてさりげなく印象を変えることができたら、通勤服選びがきっと楽しくなるはず。
 

4.眼鏡はアクセサリーと同じように選ぶ

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眼鏡はスタイリングの際にコーディネートを引き立ててくれるアクセサリーのひとつ、という考え方で選ぶのがポイント。メタルフレームなら、顔周りに上品な華やかさと程よいこなれ感をプラスしてくれますし、太めの黒縁の眼鏡なら、かっちりとした着こなしの緩和剤に。色だけでなく、フレームの形によっても印象をコントロールすることができます。眼精疲労からくるクマや顔のたるみも軽減できるので、度数の有無にかかわらず、ブルーライトカットのレンズにしておくのがおすすめです。
他人の視線が集まる顔周り、通勤服でポイントを作れるのはネックレス、ピアス(イヤリング)、眼鏡のみ。使わない手はありません。


次回は後編をお届け!この他にも、『もう通勤服に悩まない』には、働く女性のお悩みを解決する通勤服選びのポイントが盛りだくさんです!

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『もう通勤服に悩まない クーポン付き』
小山田早織 著 1370円(税別) 講談社
 

様々なファッション誌やTV「ヒルナンデス! 」などで幅広く活躍する、スタイリスト小山田早織初の通勤ファッション本。平日朝の通勤服選びがストレスフリーになるメソッドや、コスパなユニクロ・GUで作るきれいめ通勤コーデなど、働く女性の悩みに沿ったリアル通勤コーデ100を掲載。人気4大通勤ブランド(ザ・スーツカンパニー、JINS、ナチュラルビューティーベーシック、バンヤードストーム)の総額4000円分のお得な割引クーポン付き!

撮影/須藤敬一
文/出原杏子