スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

 

昼はまだ暑いですが、朝晩は随分と涼しくなりました。夏を消化不良で、なんとなく体内時計が正常に動いていない感じがあります(泣)。

だからでしょう。今年の秋の立ち上がりは、こっくりしたレッドが気になります。それも、さまざな顔をもつレッド。

中でも一番気になるのは、ルビーレッド。

ルビーは、ダイアモンドに次ぐ硬度をもつジェムストーンで、華やかさと艶やかさを両方もつ石。カリスマ性を高めてくれ、アクティブにパワフルに生きる上で、ぜひ身につけたい! ですが、高い(笑)。希少性が高く、大きなカラット数での採掘も例がないほど、繊細。ならば服で♡

例えば、ジョンスメドレーのルビーレッドのニット。エキストラファインウール独特の、少し深く沈む赤は、ドラマティックで、着ていると、確実に気分が上がります。真っ赤ともボルドーとも違う、少し甘く浮き立つルビー色です。

そして、ケリーバッグのストラップも、元々持っていた、ヴィンテージワインの赤にチェンジ! 黒の清潔感や凛とした感じに、女っぽい湿度が加わった気がします。手持ちのストラップとバッグ、組み合わせをチェンジすると、新しい気持ちでおしゃれができますね!

深いレッドのアイテムを身につけたときは、くちびるはむしろフレッシュに。トーンのセミマットな質感のグロス、ペタル エッセンス カラーバター01とか理想的。赤のもつ、生命力をトゥーマッチにならずに取り入れられます。

最後に、秋の始まりに買った、マルティニークのスカート。夏の花、というよりは初冬の花のような、スミっぽさのある和の赤。黒と合わせて、あえて迫力を出して着たい。

というように、気分はレッド、赤です♡最近!

大草 直子

ストラップだけで、こんなにも表情が変わるなんて!
まっすぐに育った果物のように、新鮮なレッド。
シワになりにくく、しかもバックウエストはゴムではきやすさもパーフェクト。

トートバッグ#ロペ
ミニバッグ#フルラ

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