50代からのおしゃれ学。岡本敬子さん愛用の冬名品3選
自分の定番スタイルは決まってきているし、体型が変わって着る服は似たデザインばかり…という人も多いはず。年齢にこだわらず、自由にファッションを楽しむコツは何なのでしょう? 服飾ディレクターの岡本敬子さんのファッションには、自由におしゃれを楽しむコツが散りばめられています。今回は、岡本さんの冬の愛用品を、著書『好きな服を自由に着る』の中からご紹介します。
時がたっても色褪せない
岡本さんのクローゼットの愛用品
1.タートルネックは襟の立ち上がりで選ぶ
子供の頃から良く着ていたタートルネックは、私の定番アイテム。首元が開いたトップスの下にレイヤードしたり、春先や秋によく登場します。薄手、厚手問わず、タートルネックにボリュームがあり、しっかり立ち上がるものがバランス良く着こなせるので好みです。
2.ボリュームが好きなOWLのベレー帽
鹿児島のセレクトショップOWLで購入したベレー帽は、ボリュームのある形がとても好み。毎年買って4色揃えました。ヘアはタイトにまとめ、上にちょこんと載せます。そしてちょっと左寄せのフランスかぶりが好きですね。意外とどんなコーディネートにも合うので、服装を気にせずかぶっています。
3.スタイリングのスパイスになる冬ストール
首にぐるぐる巻いてスタイリングのスパイスにしたり、寒い時にさっと巻いたり…冬に欠かせないストールはタッセルやフリンジが付いていたり、ジャガード織りを選んだりと巻いた時に表情があるものが好きです。スヌードタイプもすっぽりかぶれて簡単に首元にボリュームが出せるので出番の多いアイテムです。
いかがでしたでしょうか?今回ご紹介したクローゼットの愛用品は、時を経ても変わらず岡本さんのスタイリングにすっと馴染むアイテムばかり。そんなアイテムがちゃんとあるということが、自分のスタイルがあるということなのかもしれません。今回のアイテムを含め、岡本敬子さんの愛用品は『好きな服を自由に着る』に掲載されています。こちらもどうぞご覧ください。
『好きな服を自由に着る』
岡本敬子 著 光文社 1500円(税別)
流行りのものを追うだけが、お洒落じゃない。着心地が良くて自分が本当に愛せるものを、いつでも気持ちよく身にまとう。そんな大人は、いつだって楽しそうで、かっこいい。ファッション業界にもファンを多数持ち、あこがれの的であるアタッシェ・ドゥ・プレス 岡本敬子さんによる、初のスタイルブックがついに完成しました。天気や日差しによって着るものを決める。色や柄は大胆に使う。小物をピリリと利かせる。動きやすく快適、だけど上品。めくるめく敬子流コーディネートをたっぷり詰め込んで、ページをめくるたび、ファッションがもっと好きになる1冊です。
文/ミモレ編集部
岡本 敬子
アタッシュ・ド・プレス、「KO」ディレクター。文化服装学院スタイリスト科卒業後、スタイリストオフィスに入社。その後、大手アパレル会社のPR部門にて国内外のブランドのPRを担当。独立し、アタッシュ・ド・プレスとして複数のブランドを担当しながら、2010年に自身のブランド「KO」を立ち上げている。現在はnanadecorにて「KO」ラインを、千駄ヶ谷のショップ「Pili」のディレクションも手がける。instagram:@kamisan_sun