ユミ式“散らかりボディ”を集めてラクに痩せる最強の体操とは

「昔と比べて、なんだか体のラインが崩れてきた。ダイエットしなきゃ……」
鏡の前で、そんなふうにため息をついている人、少なくないのではないでしょうか。
ピタッとしたTシャツやニットを着ると、背中や脇にハミ肉の段差がポコリ。バストは重力に負けて下垂。丸かったはずのヒップは、なんだか四角く角ばって扁平になり、太ももとの境目が見当たらない。ウエストや足首のくびれはどこへいったのか、行方不明……。

「40歳を過ぎると、体は散らかるんです」

そう語るのは、日本美姿勢協会の代表として大阪、神戸を中心に36教室を運営する鄭 由美さん（以下・ユミ先生）。
「あなたの体は、太ったのではなく、散らかっているだけ。“散らかりボディ”は、集めて整えさえすれば、キュッと引き締めることが可能なんですよ」
つまり、本来あるべき場所にお肉がとどまらず、あったら困る場所に流れて散らかってしまうのが問題だということ。それは、ユミ先生自身の体の変化が物語っています。

3人の子どもを出産後の30代半ば、胸は垂れ下がってお腹がポヨン、お尻は四角、正真正銘の“オバサンボディ”に……。愕然としたものの、キツい運動は大嫌いだし、美味しいものが大好きなので食べることを我慢するダイエットはしたくない。
そこで自ら編み出した体操が、「ユミ式ラク痩せゆる体操」でした。結果、20年前よりも引き締まったボディを現在もキープ！

「これまで運動で痩せようとして挫折した、という方は、ハードすぎるエクササイズにチャレンジしていたのではないでしょうか。ダイエットが続かなかったのは、あなたがズボラだったせいではありません。“鍛えて”頑張ろうとしたせい。ユミ式は、“鍛える”のではなく“緩めて”“伸ばして”“整える”メソッドなので、運動が苦手な女性でも、我慢ナシで美ボディを作ることができるんです」

「ホントにそんな簡単な運動で、体が変わるの？」と疑問を持った方もいるかもしれませんね。そこで、まずは試していただきたい即効最強ポーズが、こちらの「生まれたての子鹿の体操」です。

体操が終わったら、自分の体の変化を観察してみてください。肩回りが気持ちよく伸びて、ウエストや太もも裏が温かくなったと感じたら成功です。穿いていたスカートやパンツのウエストが緩くなったと感じる方もいるのでは？
ユミ式体操は、どれも短く簡単な体操で、できるだけ多くの気になる部位に効くようおトクに設計してあるのがポイント。この体操も、実は一石四鳥の効果が！
では、生まれた直後の子鹿が足をプルプルさせながら立つシーンをイメージしつつ、レッツ・トライ♪

最強ポーズ
生まれたての子鹿の体操

①下半身のもっさり感をすっきりさせる。
②足首が引き締まる。脚痩せ効果。
③ウエストを引き締め、バストアップも期待できる。
④ヒップの位置が上がるので足が長く見える。一石四鳥の効果あり！

20～30秒×２セット

１．両手を肩幅くらいに開いてイスの背をつかみます。足も肩幅くらいに開きましょう。

２．背中はまっすぐ、ひじを伸ばし、かかとを浮かせて、お尻を天井にプリッと突きだして。そのとき、折りたたんだ股関節に指がはさまるくらい、お腹と太ももをくっつけるのポイントです。首に力が入ったり、背中が丸くなったりしないように注意。肩甲骨同士が寄って、お尻の下から太もも後ろが気持ちよーく引っ張られるのを感じましょう。