寒い日だって、ワンピースが着たい、少しドレスアップしたい日もあります。そんな日のコツは、ワンピースを「とにかく薄く」。シルクやシフォンといった、軽くて透ける素材にしておけば、重ね着が自由になります。どんなにマットで重たいアウターやニットを組み合わせても、全身は圧倒的に軽やかになります。タイツやスウェードのブーツなどとの相性も抜群。今日は、お出かけする日の暖かな重ね着のお話しです。

大草 直子

タートル、ワンピース、
カーディガンーー外側の色は明るめに


コツは、最初にお伝えした通り、ワンピースはライトな素材で。これは春用?というくらいの薄さで良いと思います。透ける素材なら、言うことなし。まずは、薄手のリブニットをワンピースのアンダーに。天竺編み(編み目が細かく、表情がつるっとしているもの)ではなく、できたらタイトなリブニットがおすすめです。これで首元問題がクリア(笑)。さらに、ウォーミーなニットと、透けるシルク――素材のレイヤードが、着こなしに立体感を与えてくれます。そして、もちろん、ワンピースの上にカシミヤのカーディガンを。膝上くらいまでくるものを選べば、今年らしいバランスになるだけでなく、暖か。さらにタイツ、ブーツでぬかりなく。レストランなど、室内ではカーディガンをOFFすれば完璧です!



プリントのワンピースにしておけば、
さまざまな色も投入できます

1. カーディガン/iCB 2. コート/エイトン 3. ブーツ/ミッシェル ヴィヴィアン 4. キャミソール/ハンロ 5. ニット/フォンデル 6. ワンピース/イザベル マラン エトワール 7. タイツ/グンゼ ICHIRYO ベルト/ウィム ガゼット ピアス/ボンマジック バッグ/ヴァジック

素肌に近い部分には、大好きなハンロ。シルクを着るときの、一瞬のひやっとした感覚とも無縁です。季節が進んで、気温が暖かくなってきたら、タートルはマイナス。透ける素材のワンピースとハンロは相性抜群です。ネイビー(タートルはネイビーです)、白、黒、グレー、キャメル――たくさんの色を使っていますが、ワンピースにすべての色が含まれているので、うまくまとまります。そして、今回の記事とは関係ありませんが。みなさんから頂いた、靴下+靴問題。スウェードやレザーは、基本的には足になじんでくるので、私はサイズはあげません。ただし、もちろん靴下を履くと靴のサイズは上がるので、履き終わった後に、シューキーパーを入れたり、靴下の厚さを調整しています。

 撮影/最上裕美子

この記事は2019年11月24日に配信したものです。
mi-molletで人気があったため再掲載しております。

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