人気エディターの小林文さんに、最近気になるアイテム、お気に入りのコーディネートを紹介してもらいます。
11月のあたま、木・金+三連休でパリへ行ってきました。前回のパリは大学の卒業旅行。当時は、自分のクローゼットでエース級にお気に入りの服や小物を持って行ったから、それはもう色とりどり(笑)。あれから12年。34歳になった今回は、大きく変化して黒をベースにパッキングしました。
今の私が旅へ出る際、服や小物選びの基準は「その土地に馴染むか」。日本のファッションって、トレンドに敏感で寛容で多様。ある意味、世界的には特殊だなーと思います(だからこそ、そんな日本でファッション提案をする仕事は楽しい!のですが)。そんなわけで、旅先には、日本のファッションをまんま持ち込まないのが私のモットー。その土地に馴染んだほうが、異国の文化や暮らしをより吸収しやすくなるし、観光客っぽさを払拭できるので、スリなどの犯罪から身を守ることもできるから。
パリジェンヌたちが得意とするシックなモノトーンコーデをイメージして持って行った黒の内訳は、黒タートル、黒カーディガン、黒スキニー、黒フェイクレザースカート、黒ショルダーバッグ、そして黒ブーツ。着脱がラクで、ゴツゴツとした石畳も歩きやすくて、靴擦れもしなさそうな黒のフラットブーツ…1ヶ月近く、いろいろなブランドを探しまわりました。で、出合ったのがザラでした。
やや厚底で丸いつま先、ポテッとしたフォルム。154cmの私がボリューミィなフラットブーツを履くと、子供っぽくなるものも多いのですが(試着して泣く泣く諦めたもの多数)、これは足首が靴下のようにピタッとしているためスッキリ! 少しハードだけれど、ロックすぎない絶妙なデザインです。しなやかな牛革を使用しているから靴擦れもしないし、凹凸のあるソールのおかげで雨でも滑らない。25000歩×3日のパリで大活躍でした。
@ホテル
@クリニャンクール蚤の市
@シャルルドゴール空港
もちろん、帰国後、東京でも飽きることなく履きまくっています。この日はシャツワンピースに合わせて。大人の皆さん、このブーツ、今のきれいめコーデがもっと楽しくなるから、買って損しませんよ〜! 今回はちょっと長文になりましたが、全力でオススメします♡
@東京
Comment