人気エディターの小林文さんに、最近気になるアイテム、お気に入りのコーディネートを紹介してもらいます。
大変ご無沙汰しております。皆さん、自粛生活、いかがお過ごしでしたでしょうか?
私はというと、大好きな買い物へ行くことができず、なんとなくオンラインショップを覗く気にもなれず、3月いっぱいはまったく服を買いませんでした(自他共に認める買い物ラバーのこの私が!?と自分が一番驚いています)。
が、4月に緊急事態宣言が発令されたのを機に、「ああ、もう仕方がないわね!」とばかりにネット買いに気持ちを完全にシフト。服も靴もバッグも本も、フラワーベースやグラスも……etc.せっせとポチポチ。
そうこうしているうちに、本格的にセールがスタートし、そのセールでポチッとしたものが最高に気分の上がる一枚だったので、ぜひ紹介させてください!
それは、フレームワークの柄スカートです。
トレンドや季節を問わずいつも探し求めているものがあって、そのひとつが“ヴィンテージ柄”アイテム。
私のワードローブのほとんどは無地です。……なのですが、柄モノにも実は抵抗がありません。特に“ヴィンテージ柄”にはめっぽう弱くて。
「“ヴィンテージ柄”?」「具体的にはどんな柄?」 と思いますよね。わかります。ただ、このぼんやりした曖昧な表現の柄こそが“ヴィンテージ柄”の魅力! です。
ボーダーやストライプ、チェック、ドットのようにズバッと言い切れない“ヴィンテージ柄”。
イメージとしては、ヴィンテージのラグにありそうな、海外の小さな邸宅ホテルの壁紙にありそうな。国も、フランスっぽかったり、モロッコっぽかったり、トルコっぽかったり、ベトナムっぽかったり。幾何学柄のようなもの、唐草模様のようなもの、ペイズリーっぽいもの……。いろいろな文化を彷彿とさせる柄。世界中で古くからありそうな柄。
そして、配色は少し渋かったり、柄の大きさは比較的小さめだったり(逆がトロピカル柄のイメージでしょうか)。そんな柄をあえてざっくりまとめて私は“ヴィンテージ柄”と呼んでいます。
このフレームワークのスカートはまさに“ヴィンテージ柄”!
ざっくり定義するのが良さだ! と書いたばかりではありますが、詳しく表現すると(笑)、オーバルとダイヤをミックスした柄で、よく見るとブラウン、褪せた赤、オレンジ、ピスタチオグリーンなど、様々な色で構成されています。そしてもっとよく見ると縦に細ーーくシルバーとゴールドの糸が織り込まれている。マットな落ち感のある生地に、控えめな光を添えてくれています。
フレームワークのオリジナルの商品ですが、『DEVEAUX』社というフランスの老舗テキスタイルメーカーの生地を使っているそう。雰囲気たっぷりのタグには、
「This is a Gift From Paris.」ですって!
自宅にて人差し指1本で淡々とポチッとした買い物ですが、なんだかとても世界を近くに感じられたような、視界が開けたような。心が豊かになりました。
ああ、これだからやっぱり買い物って最高〜! です。
おまけに、私物の“ヴィンテージ柄”の一部をご紹介。
ブラウスは一昨年、スカートは昨年購入したものですが、今回のフレームワークのスカートとともに、長く大切に着ていくつもりです。
最後に……
6月20日より【note】を始めました!
ファッション、ライフスタイル、お笑いetc.…あれこれ自由に、ガッツリと書いていく所存です。そちらもフォローしていただけたらうれしいです♡
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