タレントの小林麻耶さんが、読者の方と「ほっとできる時間」を共有したい、そんな気持ちでお送りする連載です。

「切って混ぜるだけでできるなんて、嬉しいです!」(小林さん)。ニット¥6990/プラステ パンツ¥39000/ヴェルメイユ パー イエナ 日本橋店(リュンヌ) エプロン イヤーカフ/スタイリスト私物

基本のイタリアンを教えてもらうため、イタリアンの巨匠、「リストランテ アルポルト」の片岡護シェフを訪れた小林さん。前菜、パスタ、リゾット、ステーキに続き今回はデザート、フルーツたっぷり、大人の風味の“イタリア風フルーツポンチ”マチェドニアに挑戦します。

 


今回作るのは…
「マチェドニア(イタリア風フルーツポンチ)」


 動画はこちら 

片岡シェフ いよいよ、最後の一品になりましたね。今回お教えするのは、すっごく簡単だけど、とてもおいしいデザートです。なんと、果物を切るだけでできちゃうんですよ。

小林さん えっ、切るだけですか!! 

片岡シェフ そうそう。イタリーでは、果物がたくさんとれますからね。テーブルの上にいろいろな果物がのった大皿を置いておいて、それぞれ取って食べるんですよ。そしてときには数種類の果物を切って、リキュールや砂糖につけてカクテルみたいにして食べるんです。今回はりんごにパイナップル、オレンジ、グレープフルーツ、ラズベリー、いちご、ブルーベリー、そしてレモンを入れましょう。

小林さん フルーツ盛りだくさんですね。

片岡シェフ いろいろな果物がたくさん入るから「マチェドニア」って言うんですよ。でも、季節の果物を何種類か入れれば大丈夫。バナナやキウイ、ぶどうなどでもおいしいですよ。夏なら、すいかだけで作ったっていい。

小林さん 作り方を覚えておけば、1年中楽しめるんですね!

片岡シェフ では、さっそく果物を切っていきましょう。まずはりんごの皮をむいて一口大に切り、ボウルに入れますよ。りんごは変色しないように、レモン汁をふりかけます。次はオレンジとグレープフルーツね。上下を切り落として、皮をむいていきましょう。

「こうやって、果物の形に沿って包丁を動かすのがポイントです」(片岡シェフ)。
「こんなに丁寧に切っていくんですね」(小林さん)。「そうそう、上手ですよ」(片岡シェフ)。


小林さん ヘタを切り落とすんですね。……こうですか?

片岡シェフ もうちょっと、厚めに切って。切り落としたヘタの部分は、ボウルの上でぎゅっと絞って、果汁を加えます。

小林さん あ、これも変色を防ぐためですか?

片岡シェフ  そうじゃなくて、果汁がもったいないからね。そうしたら、果物の形に添って皮をむいていきます。

小林さん はい!

片岡シェフ  あっ、ダメダメ。まっすぐに切るんじゃなくて、弧を描くようにしないと。

小林さん そうですよね。そうは思っているんですけど、なかなか難しいです。あれれれ、皮の白い部分がめちゃくちゃ残っちゃいました!

片岡シェフ  後で調整するから大丈夫。とりあえず、最後までむいてしまいましょう。ほら、こうやって、皮をガッツリ、厚めにむくようにするとやりやすいですよ。

小林さん あっ、見てください! すごくキレイにむけました!

片岡シェフ  本当だね。自信がついたんじゃない?

小林さん はい! これだけやっていたいくらい、自信がつきました。我ながらキレイ。すごい!

こんなに丁寧に、皮から果肉を外していくんですね(小林さん)。
 
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