幸せになるための三つの姿勢
つねに喜ぶこと、
たえず祈ること、
いつも感謝すること。
三つの姿勢でいることです。
(2017年12月17日、サンピエトロ広場にて)
11月25日、教皇フランシスコは天皇陛下と会見されました。陛下は教皇に歩み寄り、スペイン語で「日本へようこそ。お目にかかれてうれしいです」と言って握手を交わされました。陛下が「日本の人たちに心を込めて寄り添っていただき、感謝しています」と述べられると、教皇は「広島、長崎では自分の気持ちを込めてメッセージを出しました」とご返事されたといいます。お二人が出会えたことに感謝し、喜びを表したひとときでした。
教皇フランシスコは、このように語っています。
「たとえ思うようにことが運ばなくても、つねに喜んでいるということ。何があっても、あの深い喜び、すなわち平和があるということです。……二つ目の姿勢、わたしたちは祈ることにより、真の喜びの源である神との、揺るぎないかかわりが持てるようになります。キリスト者の喜びは、何かを支払って得られるものではありません。お金で買えるものではありません。……三つ目の姿勢は、恵みに報い続けること、神に対する感謝にあふれた愛です。実に神は、わたしたちに対して、それはそれは広い心を持っておられます。……喜ぶこと、祈ること、感謝すること、これらは、真のかたちで降誕祭(クリスマス)を過ごすよう備えるための三つの姿勢です」
フランシスコ教皇来日記念!
教皇の素顔を知る愛弟子とさかもと未明氏のトークセッション
~教皇の言葉は幸せの道しるべだったんだ!~
11月末に来日したフランシスコ教皇に関して、所縁のあるお二人のトークセッション。教皇のアルゼンチン時代の愛弟子で来日の際にも終始同行した上智大学アイダル教授と、さかもと未明氏が、教皇の素顔と言葉の重み、意味について語ります。さかもと未明氏の、バチカンとの縁も興味深い。 『ローマ法王の言葉』(講談社刊)を会場で販売しますが、参加した際にお手元にあると教皇の言葉の深さがより理解できるはず。離日直後に、これまで触れられない教皇の真実に触れる至福のイベントです。
日 時|2019年12月7日(土) 14:00開始 13:45開場
会 場|紀伊國屋書店新宿本店9階 イベントスペース
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『ローマ法王の言葉』
講談社 価格 1500円(税別)
ローマ教皇フランシスコの数々の講話やミサから、キリスト教信者はもとより、一般の人々にもわかりやすく心に残る言葉を集めました。庶民出身の法王の言葉は、日常生活に基づいたもの。「家族」「愛」「ゆるし」「喜び」に加え、未来を担う「子どもと若者」たちへのメッセージがいっぱい詰まったこの本は、きっといつまでも手元におきたくなり、明日への糧となることでしょう。
構成/片岡千晶(編集部)
第1回「来日で話題のローマ法王フランシスコ「家族を大切にしたくなる言葉」」はこちら>>
第2回「来日で話題のローマ法王フランシスコ「幸せに子育てするための言葉」」はこちら>>
第3回「来日で話題のローマ教皇フランシスコ「生きる励みになる言葉」」はこちら>>
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