しないこと②年末に大掃除をしない
そもそも毎日こまめに掃除をしていれば、年末に大掃除しなくてはならないほどには家は汚れません。「大掃除はマスト」ではないし、ただでさえ忙しく極寒の年末に、水を使ってまで掃除をする必然性はありません。現在の生活スタイル、家の広さに合わせて掃除のやり方も柔軟に変えていきましょう。
年末にすることの多い窓掃除は、雨の多い時期が過ぎたときに行う掃除として習慣化させましょう。マイクロファイバーの雑巾を半分濡らして、窓の汚れを拭き取り、もう半分で乾拭きします。それを内側、外側の順で行います。これを年に何度かやれば、排気ガスなどでこびりついた油っぽいほこりも力を入れなくてもあっさり取れます。使った雑巾は予洗いしてから、洗濯機で洗います。
もし、大掃除をする場合も、寒くなる前の10月半ばまでに。水を使う掃除は真冬だと辛いだけですが、外が寒くなければ清々しい気持ちで済ませられます。網戸の汚れは、ホースで水をかければ一瞬で落ちます。マンションなら、お風呂場などの蛇口からホースを引くか、網戸ごと外してお風呂場で洗いましょう。
『人生が輝く、家事の「しないこと」リスト』
著者 石阪 京子 講談社刊 定価1300円(税抜)
家事を減らすと、家族みんなが幸せになります。
仕事と家事、育児に重い負担を感じている人は、「○○しなくては」という思い込みに苦しめられています。著者は、仕事に家事に育児に介護までしていた経験から、家事をサボる方法を徹底的に考えてきたスペシャリストです。
どんな家事をやめて、その代わりに何をするのか。それによってどんなことが解決するのかをわかりやすくリストにしてお伝えします。
・キッチンの「しないこと」リスト ・掃除の「しないこと」リスト ・洗濯の「しないこと」リスト ・日用品の「しないこと」リスト ・習慣の「しないこと」リスト
『人生が輝く、家事の「しないこと」リスト』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
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構成/大川朋子
(この記事は2019年8月11日に掲載されたものです)
出典元:https://kurashinohon.jp/1103.html
・第1回「家事を減らせば家族みんな幸せ!キッチンの「しないこと」リスト2つ」はこちら>>
・第2回「すぐに部屋が散らかる原因をプロが指摘。習慣の「しないこと」2つ」はこちら>>
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石阪 京子(イシザカ・キョウコ)
片づけアドバイザー。宅地建物取引士。大阪府在住。夫と経営する不動産会社「ニューズホーム」では建築設計にも携わる。「女性ならではの視点」を持って不動産業を営むうちに、住居が片づかないために理想の暮らしを放棄してしまっているお客さんがいることに気づく。「何か手伝えることはないか」と顧客・友人宅で「片づけ修行」に励むうち、どんな家でも片づけ切ることができるメソッドが完成。心地よい暮らしを提案するレッスンは口コミで評判が広がり、これまでに手掛けたレッスンは500軒以上。現在は2年先まで予約が埋まるほど人気を呼んでいる。
これまでに雑誌・新聞・テレビなどさまざまな媒体に取り上げられ、好評を博す。著書に『一生リバウンドしない! 奇跡の3日片づけ』『二度と散らからない! 夢をかなえる7割収納』(ともに講談社)がある。
•片づけアドバイザー 石阪京子公式サイト「News Style」