怒ってるのに「怒ってない」。不機嫌になると黙る人が、男性に多い理由_img0
 

不機嫌になるとすぐ黙る夫。……そう聞いて「うちも!」と思った女性は多いはず。なぜ男性は気持ちを伝えず黙るのでしょうか? 3ヵ月先まで予約の取れないカウンセラーとして大人気の根本裕幸さんが、その心理を解説してくれました!

 

みなちんさんからの質問

Q. 何か気に触ることがあると無視をしてくる夫。今後も続くかと思うと憂鬱です。


30代の夫婦で、子どもは3人います。仕事に子育てに忙しい毎日ですが、夫婦仲はいい方で、夫は家事・育児にも協力的です。しかしながら数ヶ月に一度、何か気に触る言動があったときに、夫に無視されるのが悩みです。気に入らないことがあるのなら言ってほしいと話しても、「怒ってない」の一点張りで取り合ってもらえず、子どもを通しての間接的な会話のみになります。数日で収まるのですが、今後もこういったことがあるのかと思うと憂鬱です。こういうときは放っておくのがいいのでしょうか? 対処法が知りたいです。(33歳)


根本裕幸さんの回答

A. 放っておくのがベストですが、どうしても嫌なら「私が嫌なの」と主語を明確にして気持ちを伝えましょう。


はい、ズバリ放っておいてください(笑)。
「気に入らないことがあるなら言ってほしい」というのは、気に入らないことがあるとき、きちんと言える人が思うことなんです。対して、自分の気持ちを表現することが苦手な人は多いもの。とくに男性はそうです。人は、自分ができることは相手もできると思いがちですが、そうではない人もいるということをまず理解していただければと思います。

実際、このような夫のだんまり行動に関して相談をされることは多いのですが、そのとき私が尋ねているのは「自分の思っていることを言える夫ですか?」ということ。すると大抵の女性は、「えっ、言えないんですか!?」と驚かれるものです。

日本男性というのは、「男なんだから我慢しなさい」と育てられてられる傾向があることから、上手く怒りの処理ができなくなくなっています。そこで腹が立ったときはシャッターを閉じてしまうことが多い。日本は神様ですら不満があると引きこもってしまうぐらいですから、ましてや人間をや、ですよ(笑)。

 
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