ぽっちゃり体型のファッションエディターと、身長167cmゆえがっちり体型に見られがちなスタイリストのふたりが、Lサイズでもおしゃれを楽しむテクニックを紹介する企画。今回は、体型をすっきり見せるためのサイズの選び方やボトムの選び方を解説します。
体が泳ぐジャストサイズとはこういうこと!
×:ピタピタすぎるサイズ
ニット/私物
○:体が泳ぐジャストサイズ
ハイゲージニット/ユニクロ デニム/無印良品(本人私物)
×:大きすぎるサイズ
ニット/私物
高橋:普通体型の人ももちろんそうですが、ぽっちゃりしていると、サイズ選びにはよりシビアになる必要があるなと感じています。よく“体が泳ぐサイズ”がちょうどいいと言われますが、実際に“体が泳ぐ”とはどれくらいのことでしょうか。今回は、しっかりと自分に合ったサイズ選びができるようになるために、フィット感について、ていねいに紹介したいと思います。
門馬:まず3枚の写真を見比べてください。ピタピタすぎるサイズの写真を見てわかる通り、体のラインが出すぎていて、体型カバー効果がありません。二の腕やお腹周り、背中など、気になる箇所を浮き彫りにしてしまいます。
高橋:ドロップショルダーではないニットの場合、ニットの肩線の位置が自分の肩の位置よりも内側に入ってしまっているものは明らかに小さすぎると言えます。
門馬:次に大きすぎるサイズの写真を見てください。袖も見頃もダボダボしていて、締まって見える場所がありません。
高橋:最近はオーバーサイズの服が多いので、大きすぎるサイズを判断するのが難しくなりましたよね。でも、Lサイズの実体験を交えて言えば、いくら流行っていても、オーバーサイズすぎるとぽっちゃりとした体型をより大きく見せてしまいます。さらに、オーバーサイズだとリラックス感がありすぎてだらしなく見えてしまうことも。ぽっちゃり体型はだらしなさがあると、ふくよかな印象が加速してしまいます。ピタピタも避けたいけど、大きすぎも避けたいですよね。
門馬:そうなんです。では、“体が泳ぐサイズ”とはどれくらいのことか。お腹周りや二の腕に貼りつかない程度の余裕はありながらも、全体としてはだぼだぼしていない。自分の体のラインよりひとまわり大きいくらいのイメージだと思います。
高橋:試着室に入るときは、サイズ違いを何枚かもっていて、必ず着比べて確認するようにしています。
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